Bon Jovi - 7800 Fahrenheit
2 Comments
![7800? FAHRENHEIT [12 inch Analog]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41O6yr34unL.jpg)
「スーパーロック'84」の企画って今考えると結構とんでもないものだったんだなぁと。あの時代にしてMSG、ホワイトスネイク、スコーピオンズ、ボン・ジョヴィ、アンヴィルを一気に集めて主要都市の野球場で今で言うフェスティバル形式にして共演させたんだもんな。その後何年もそういうフェスティバルが出なかったことを考えるとやっぱりかなり大変なことしたんだろうと。赤字だったのかな?確かチケット6,500円くらいしたような気がするけど…安かったかも(笑)。あ、自分は当時そんなお金出せなかったので見てません。ただ話題だけは知ってて行きたかったなぁ…と悔やんでたけど。しょうがないよね、まだまだお子様だったから。そんな事で今回はその「スーパーロック'84」でアンヴィルに続いて二番手で登場したデビューしたばかりのボン・ジョヴィです。
アルバム的にはファースト「夜明けのランナウェイ」をリリースして確か来日記念盤の4曲入りミニアルバム「Burning For Love」がリリースされていたボン・ジョヴィ、もちろんあの大ヒット以前の事なので一介のメタルバンドとしての初来日でして、その後直ぐにまた来日公演を行ったんじゃなかったかな?ボン・ジョヴィも日本が育てたバンドと言ってもおかしくないくらいに最初期から支えてたもんねぇ。もっともジョン君のあのルックスだからだろう。そんなボン・ジョヴィのマイナー時代のセカンドアルバム「7800ファーレンハイト」です。日本への恩返しのつもりで「Tokyo Road」が入っている事が知られているか?冒頭は「サクラ、サクラ」のオルゴールで始まりますが…、これもファンの贈り物からとか。
自分的にはやっぱり「Only Lonely」や「In and Out of Love」ですかね…、好きだったな、この辺の作品は。結構ギターソロも曲にマッチして入ってたから良かったのもあるが、ちょっとキャッチー過ぎたってのはあるか。ボン・ジョヴィの歴史で言えばこの「7800ファーレンハイト」までが地道なマイナーロック時代で、以降「Slippery When Wet」からはアメリカンなメジャーな音の世界に進んで行ったので、やっぱり「7800ファーレンハイト」までだ。ロックってのは憂いがないといかん。ニュージャージー出身のバンドですらこれだけマイナーで憂いがあるんだからねぇ、そういう意味では結構珍しい音だったのかな?ジョン君の声がちょっと憂いがかった部分あったから余計にそう思うのと、多分「Only Lonely」の曲調の印象が強いからだ。もうこの辺ってボン・ジョヴィのアルバム史上ではそれほど語られることってないだろうしねぇ。
そんなボン・ジョヴィの「スーパーロック'84」はビデオで見れたような気がしたけどDVDにはなっていないだろう。若くて生き生きとしたボン・ジョヴィの姿が見れたものだが、自分もどこにあるのかわからない、多分どっかにある。ま、今ならYouTubeで探せば良いか…。
- 関連記事
-
- Night Ranger - Dawn Patrol
- Bon Jovi - 7800 Fahrenheit
- H.S.A.S. - Through the Fire