Alcatrazz - Live '83
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なるほど、こうしてLAメタル陣の交流劇を紐解いて行くとどうも英国の王道まで全部繋がってくるような感じでして…、まぁ、音の源流があるということは人の交流も発生しているのは当たり前ではあるが。はて、そこで名前の出てきたイングヴェイ・マルムスティーンと言う天才ギタリストがアメリカに出てきてちょっと下積み経験をしていたLAメタルシーンだったが、そこにはロニー・ジェイムズ・ディオやUFOのフィル・モグなんてのも一緒にやりたいと言ってきていた。もう一人は言わずと知れたグラハム・ボネットですな。そこでアレコレと話したらしいが、結局有名ミュージシャンが売るために既に楽曲を用意して待っているという勧誘には乗らずにフラットに白紙から一緒にやろうか、となったグラハム・ボネットをチョイス。全く運命はタイミングってなモンだ。
![ALCATRAZZ / ALCATRAZZ - No Parole From Rock'N'Roll Tour - Live In Japan 1984.1.28 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XBLMSNwWL._SL160_.jpg)
イングヴェイがグラハム・ボネットと合流したのが1983年の5月らしく、そこで結成したアルカトラズを脱退したのが1984年の7月ってことなのでほぼ一年間しかアルカトラズで活動しなかったにもかかわらず実に多数のマテリアルが市場に溢れているってことはやっぱりあの衝撃を物語っているんだろう。つい先日発掘音源としてリリースされたのがこの「Live 83」というライブアルバム。元々はFMラジオか何かで放送するために録音された1983年10月頃のライブ音源らしく、それを流用してリリースしたらしいけど、アチコチの著作問題をクリアーしたアルバムとはあまり思えないが、まぁ、最近はこういうの多いから聴く側にとっては気にすることなく楽しめるから良い。
イングヴェイ時代のアルカトラズのライブ盤って言うと「ライヴ・センテンス」っつう来日公演を記録したアルバムがあるけど、それよりも前のライブで、バンドが生き生きとしている姿がわかる。更にまだかっちりと演奏しようとしているし、アルバムも出たばかりで正に勢いに乗った頃。ライブでは不安定と言われるグラハム・ボネットはやっぱりこの頃も定説を覆すことなく、もうちょっとちゃんと歌いこなしてくれよと言いたくなるが、そんなのよりもイングヴェイの圧倒的なギタープレイとパフォーマンスに圧倒される。そして改めて思うのがこんなギタリストを従えてフロントで歌を歌っているグラハム・ボネットも凄いわ、って。しかもしっかりと喰われずに存在感を出しているし、その辺がプロのボーカリスト。速く弾くだけのイングヴェイっつうイメージはあるけど、やっぱ「Evil Eye」や「ヒロシマ・モナムール」の美しさは素晴らしい…。「Since You've Been Gone」もその筋のファンには気になるところでしょう…そしてMSGでの「Desert Song」もイングヴェイが弾いているが、やっぱり凄いのはどれもこれもインギー風の味付けになっていて原曲との違いがどうのっていうのを超えてインギーの世界になってるところ。この個性はやっぱり凄い。
同時に昔々MTVで来日時にテレビ放送してくれたライブ映像もビデオ化されていたものが永らく廃盤だったけどようやくDVD「ALCATRAZZ / ALCATRAZZ - No Parole From Rock'N'Roll Tour - Live In Japan 1984.1.28」としてリリースされたのでこれもまた必見です。若き日のスリムなイングヴェイが革パンツとヒョウ柄ジャケットで動き回る姿が目に浮かびます。

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イングヴェイがグラハム・ボネットと合流したのが1983年の5月らしく、そこで結成したアルカトラズを脱退したのが1984年の7月ってことなのでほぼ一年間しかアルカトラズで活動しなかったにもかかわらず実に多数のマテリアルが市場に溢れているってことはやっぱりあの衝撃を物語っているんだろう。つい先日発掘音源としてリリースされたのがこの「Live 83」というライブアルバム。元々はFMラジオか何かで放送するために録音された1983年10月頃のライブ音源らしく、それを流用してリリースしたらしいけど、アチコチの著作問題をクリアーしたアルバムとはあまり思えないが、まぁ、最近はこういうの多いから聴く側にとっては気にすることなく楽しめるから良い。
イングヴェイ時代のアルカトラズのライブ盤って言うと「ライヴ・センテンス」っつう来日公演を記録したアルバムがあるけど、それよりも前のライブで、バンドが生き生きとしている姿がわかる。更にまだかっちりと演奏しようとしているし、アルバムも出たばかりで正に勢いに乗った頃。ライブでは不安定と言われるグラハム・ボネットはやっぱりこの頃も定説を覆すことなく、もうちょっとちゃんと歌いこなしてくれよと言いたくなるが、そんなのよりもイングヴェイの圧倒的なギタープレイとパフォーマンスに圧倒される。そして改めて思うのがこんなギタリストを従えてフロントで歌を歌っているグラハム・ボネットも凄いわ、って。しかもしっかりと喰われずに存在感を出しているし、その辺がプロのボーカリスト。速く弾くだけのイングヴェイっつうイメージはあるけど、やっぱ「Evil Eye」や「ヒロシマ・モナムール」の美しさは素晴らしい…。「Since You've Been Gone」もその筋のファンには気になるところでしょう…そしてMSGでの「Desert Song」もイングヴェイが弾いているが、やっぱり凄いのはどれもこれもインギー風の味付けになっていて原曲との違いがどうのっていうのを超えてインギーの世界になってるところ。この個性はやっぱり凄い。
同時に昔々MTVで来日時にテレビ放送してくれたライブ映像もビデオ化されていたものが永らく廃盤だったけどようやくDVD「ALCATRAZZ / ALCATRAZZ - No Parole From Rock'N'Roll Tour - Live In Japan 1984.1.28」としてリリースされたのでこれもまた必見です。若き日のスリムなイングヴェイが革パンツとヒョウ柄ジャケットで動き回る姿が目に浮かびます。
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