Rammstein - Liebe ist f�r alle da

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 ますます進化し続けるロックの世界にありながら、その筆頭で音と世界を引っ張っていくバンドってのはなかなか大変なことだろう。新しいバンドがオリジナリティのある音でデビューしてシーンを活性化していくのは世の常だが、昔から存続しているバンドが自らの音に進化を加えてシーンでの位置を強固なモノにしていくというのができるバンドは多くはない。だから常に音楽シーンってバンドが入れ替わってたり、あの人どこ行ったんだ?ってことになるのだな。さて、そんな中、もう15年くらいシーンの一線で、しかも最先端にショッキングな世界を切り開いているタブーなバンド、ラムシュタインも2009年に待望の新作「最愛なる全ての物へ」をリリースしたのでここらでちょいと取り上げておきましょう♪

最愛なる全ての物へ ローゼンロート(DVD付)
 純粋なスタジオ作品としては6枚目のアルバムとなった「最愛なる全ての物へ」。この度旧作と共に日本盤がリリースされるという再度の力の入れ方が何度目のアプローチなのだろうかと笑えるのだが、それくらい日本では定着しないバンドなんだねぇ。聴けばハマる人多いんだろうけど、そこまで辿り着けないっつうのかさ、あまりにもヨーロッパ的センスに秀でているが故に日本での人気がイマイチってところか。まぁ、今の日本の音楽シーンに食い込むってのは大変だと思うが。

 そんなことはどうでもよくって、この新作「最愛なる全ての物へ」を聴いた時に思ったこと…

「巧い…、巧くなりすぎてる…」

 特にドラマーがさ、凄いわ。バンド全体が相当洗練されてきたんだけど、王者の貫禄と言わんばかりの鉄壁の演奏と楽曲クォリティ。だからアルバムとしての出来映えとしちゃもう最高に凄いワケよ。好みはもちろん分かれるんだろうけど、これぞプロの仕事って感じで心地良いし、凄い。先行シングル「Pussy」に至ってはPVが一般では流せないような代物…、YouTubeでも制限かかってて多分見れないんだろうけどさ、とにかく放送禁止どころの騒ぎではない出来映えを誇るPVでして…、うん、だって彼等はドイツのバンドだからね、ただでさえ変態なんですから、このPVももう行く着くところまで行き着いているんです。どこかで見れたら見て下さい。音のかっこよさもともかくビデオに驚きます。

 そしてアルバム「最愛なる全ての物へ」の内容なんだが、もうブレることの全くないくらいに完璧なヨーロッパに於けるヘヴィメタルサウンド、重低音に荘厳さがしっかりと詰め込まれた作品でして、とんでもない音世界。インダストリアルメタルと呼ばれてはいたらしいが、そんな世界を軽く飛び越えた傑作。ここのところのRammstenは本当に凄いレベルの作品をリリースしまくっている。「ムター」「ライゼ・ライゼ(DVD付)」「ローゼンロート(DVD付)」とどれもこれも進化し続けているのもホンモノの証拠。PVの話題はともかく、せっかく国内盤がリリースされて、しかもボーナス付きで出るんだから騙されてみても良いバンドなんじゃないかと。自分的にはもう10年以上このバンドにはハマってるからな(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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