Katherine Jenkins - Believe


キャサリン・ジェンキンスという英国の歌姫の2009年にリリースされた作品「Believe」。いつもの如く某ブログサイトで語られているのを見て、どんなん?って思ったんで手を付けてみた逸品♪ 歌姫ってので聴きやすいだろうな、ってのとマリア・カラスみたいなんかな?とかあったけど、それよりもね、色々なロックの名曲を歌の本当に上手い歌手が歌うとどうなるんだろ?ってのとその中にEvanescenceの「Bring Me To Life」があったのが気になった(笑)。英国の歌姫がエヴァネッセンスかよ?というギャップが面白くて、どんな風に歌ってるんだろ?っていう興味。プロとしての来歴は結構長くてその筋では超有名な歌姫のようで…。
まぁ、ディーバと呼ばれる歌姫ってのはこういうもんなんだろう、それくらいに突出した歌手ではありますが…、他のこの手の歌姫と違いがわからない(笑)。…っとそういうことを気にしてはいけないので、この「Believe」だけを取り組んで聴いていくのですけどね、もう、普通のポップスからそれこそゴシックメタルからレゲエからオペラからクラシックに至るまで正に「歌手」という世界を満喫できる一枚であることは確か。眠くなる人は眠くなるかもしれないけど、そこはロックのカバーが入ってるから興味をそそるはず。最初からビートルズなワケでさ。途中まで何か聴いたことのあるメロディだな…ってくらいに化けているってのも面白いが…。そして個人的に期待の「Bring Me To Life」はもう絶賛。ゴシック的アレンジもちゃんとそれなりにカバーされていて雰囲気を崩さぬようにゴージャスに荘厳に美しく…というのが良くてメロディの良さが突出してきたのは見事。ボブ・マーリーの「No Woman No Cry」はレゲエアレンジではなく歌モノとしてアコギ中心のアレンジに改編されてて別の曲って感じだね。そして期待のフレディ・マーキュリーのカバーとなる「Who Wants To Live Forever」はあまりにも荘厳なアレンジとゴージャスなアレンジに施されたクラシックと昇華された素晴らしい楽曲としてコーラスも加えられた圧倒的なもの。素晴らしい!
歌の上手い人は何を歌っても凄いんだなぁ、と実感した一枚で、これだけバラバラなジャンルのモノをそれなりのアレンジにして聴かせるのはともかく、キャサリン・ジェンキンスが歌うことで統一感が果たされて「Believe」というアルバムを統率するってのは凄い。たまにこういうの聴くと音楽って凄いわ、やっぱ、と実感する。
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