Mara Aranda & Solatge - Deria
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あ~、んと…、ここの所某ブログで激推薦していたものばかりを取り上げていたんだけどね、まぁ、そこまではまだ自分でも素直に「おぉ~、なるほど、これは素晴らしい!」って感じでわかる世界だったんだけど、今回はちょっと困った。2009年の最後のブログ記事で取り上げていて「完璧に素晴らしい!」と意味のわからない日本語で絶賛していたので、そこまで言うのならきっと凄いのだろう、と思ってさ、気軽に…、いや、気軽に、ってのがイカンかった(笑)。
2009年にリリースされたばかりの「Deria」という作品でして、Mara Arandaと言う女性歌い手とその仲間達による歌モノアルバム…なのかな。このMara Arandaって誰?ってところから始まるんだけどさ、L'Ham de Focというスペインのトラディショナルバンドの看板女性歌姫ってことらしい。その他にもAman Amanっつうのも参加しているようで、まだそっちの方までは聴いてないんだけど、スペイン?ってことはそのトラッド?ん?
…ってことで聴いたのですよ。とにかく「完璧に素晴らしい!」の意味がわかったんだが、果たしてコレはどういう表現をすれば良いのだ?いや、全く聴いたことのない異次元な世界というか…民族的な音というのが強くて音楽の世界ってのはやはり広いものだとつくづく実感。自分が知っている世界なんてタカが知れてるって痛感しました。それでも音楽の良さとか素晴らしさとか彼女の感情とか音世界による情景の表現っていうのはしっかりと伝わってきて、故に「完璧に素晴らしい!」のだ。自分の言葉で語れるほどの知識がないのが残念っ。
ホントはL'Ham de FocとかAman Amanとかをもっともっと聴き込んで、アルバムも全部聴いてそれぞれの音的な変化とか歌の変化とかを知り尽くしてから待望のソロアルバムってことで聴いてみると全然違う思い入れで聴けるんだろうし、そうしたいと思うのでまだ出してはいけなかったのかもしれない。でもさ、凄いんだよ、このMara Arandaって人の世界「Deria」が。それがまず書きたくて…。じっくりと時間を掛けて向き合ってわかってきたらまた登場するかもしれない。それまでこういう世界ってのには真面目に取り組まないと深みがまだわかってないからさ。
ま、でも、単純に聴いて「うわぁ~、凄い~」って思う作品だよ。ロックとかじゃなくって音楽。本来の音楽の在り方ってこうあるべきだろうと思うし、気張ったところがなくって自分を見つめて表現している作品で、あまりにも傑出しているだけ。故に「完璧に素晴らしい!」ので隙がない。なんと言えようか…、普通にいいなぁ~って聴いていいんじゃない(笑)?そういう作品だもん。ジャンルとか関係なくてさ、こういう音楽ってのが一家に一枚くらいあっても誰かの魂が安らぐと思うし。見事にその世界観を表したアルバムジャケットの色遣いも素晴らしいし、ブックレットも凄い。とにかく全てに気合いが入りまくっている完璧に感動を味わえる作品。
過去にこういうのを聴いたのは多分Page & Plantのオリジナル作品群くらいかな…、それもちょっと違うけど。そしてこの「Deria」というアルバムはiTunesにはあるけどアマゾンにはない。HMVではあるからちょっと探せば手に入るでしょう。それくらいしてもバチが当たらない世界ですよ。
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