Caecilie Norby - My Corner of the Sky



セシリア・ノービーというデンマークの女性が歌うアルバムで1997年リリースの作品「My Corner of the Sky」。何枚目か知らないけど、多分デビューして二枚目かそのヘンなんじゃないかな。このジャケット見てよ。無茶苦茶ソソられないかい?いや男性陣だけでなく女性陣でも理解してもらえるのではないかと…。何がってワケじゃないけどやっぱりブルーノートのアルバムジャケットってのは一線を越えていないといけないよね。まずジャケットのセンスに一目惚れして、その後直ぐにブルーノートのあのロゴマークに目が行くとですね…、ブルーノート???ホントに?…このジャケットならそうか、納得…、となるんだけどね、次はもちろん中味とかこの女性ってブルーノートに属せるレベルの人なんだ…、どんなんだろ?
…とまぁ、そういう図式が一瞬で頭の中で働くのですよ。うん、papini嬢のトコロで知った作品なんだけど、このヒトのおかげで一体いくつのアルバムがウチに散乱するようになったことか(笑)。そうだ、その内papini嬢の紹介アルバム特集でもやろうかな…、いいな(笑)。10日くらいは軽く浮かぶもんね。
さて、脱線したがセシリア・ノービーさんの「My Corner of the Sky」にはオリジナル作品もあるけど基本的にカバー曲が収録されていて、もともと「歌手」というこだわりだけなようで、「ジャズ」というこだわりはなかった様子なので、「My Corner of the Sky」にもこの手の人達が取り上げることが少ないだろう曲がいくつか収録されているのが面白い。David Bowieの「Life on Mars?」なんて誰も取り上げないでしょ、普通。でももの凄く良い曲だったのは有名だしさ、もちろんここでセシリア・ノービーが歌い上げるバージョンも素晴らしく響き渡るんで文句なし。アレンジは実にシンプルなものに仕上がってるけど、そこはやっぱり歌で聴かせる人だから当然の出来映え。それとロック系に驚きなのはスティングの「Set Them Free」へのアプローチ。これも見事に歌い上げてるからねぇ…。ジャズ畑の人達にはウェイン・ショーターやマイケル・ブルッカー作品が話題になるようだが、元歌知らないからねぇ…。
もう若い世代のシンガーやライターってジャンルがクロスオーバーするのも当たり前になってくるんだろうね。ブルーノートがこういうのをリリースするってのも時代の流れだと思うけど、ジャケットデザインのこだわりはさすがです。中味の音もジャケットに負けていないくらい素晴らしいレベルの音楽なので全く楽しい。何か聴いてトクしたなぁ~と思えるアルバムでさ。アマゾンで見ると何枚もアルバム出ていて、決して他のアルバムジャケットで見れる彼女は美人なタイプじゃないみたいだけど、「My Corner of the Sky」のジャケットで見られるセシリア・ノービーは世界一の瞬間だろう。何度見ても飽きないし飾っておいてもアートとして通じるデザインにベタ惚れ♪
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