Steve Jones - Mercy

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MERCY/COLLECTOR'S EDIT

 そろそろ年末の仕事納めという人も多いだろうし、まだまだこれから仕事だ~って人もいるのだろう。今年は一体どんな年だったかなぁ…とふと考えると、まぁ、無茶苦茶は悪くないか、と。良くはないけどさ。それはもう毎年だから、今年はまだマシだったかな…と思うようにしている。そういうことに思い耽るようになると年の瀬を感じるのだな。うん…いろいろ考えることがあるわ…。そんな雰囲気にピッタリのサウンドをも醸し出していた元Sex PistolsのSteve Jonesの初ソロアルバム「Mercy」です。

 こちらも1987年リリースでプロデューサーはアンディ・テイラーというものでしてね…、多分「Thunder」と平行して作られたんだろうなと。音世界も全く同じで、歌っているのがそれぞれ当人というだけで、ホントに双子のような音を出したアルバムです。当時はそういう風に聴いてなかったけど、似てるなぁ~って思ってたくらいだもん。冷静になってクレジットとか見てるとさ、なんだ、一気に作って二人の名義で出しただけなのか、っていうくらいなもんだ。

 しかし、やはりSteve Jonesはクリエイターだった。こっちの「Mercy」の方が深い。単なる脳天気なハードロックには進まずに渋みのある深みのあるミディアムで重めの音を収録しているから大人に聞こえるんですよ。しかもリフとか相当かっこよくってさ、粒の粗いギターサウンドもかなりポイント高いし、当時もよく聴いたけど、最近また聴いてみてなかなかどうして、大変かっこよいですよ。歌はもう渋く低い声で歌っているのでアダルトだし。何かを狙っているね、こういうサウンドは。曲自体はそんなに大したモンじゃないけど、なんか全体的に良いんだよねぇ…。Sex Pistolsのギタリストがこんなにアダルトな音を出せることにも驚いたものだ。

 ジャケットもこれまた渋いし、この人この後チャーリー・セクストンのプロデュースなんかもやったりして、それもまた同じような音だったような気がするんだがどうだろ?。そんで、しばらくしたらセカンドアルバム「Fire and Gasoline」をリリース…、時代のヒーローだった全盛期のアクセル・ローズがゲスト参加したという代物なんだよ…。




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フレ
Posted byフレ

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