Detective - It Takes One To Know One

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 自分で持っているのにしっかりと聴けていないモノをこうした機会に聴き直すという意味で自分的には非常に意義のあるブログサイトとして成長した「ロック好きの行き着く先は…」ですが(笑)、本日もまた改めて感動した次第のアルバムがこいつ。

イット・テイクス・ワン・トゥ・ノウ・ワン(衝撃の共同体) ディテクティヴ/ファースト(直撃波)

 Detectiveのセカンドアルバム「イット・テイクス・ワン・トゥ・ノウ・ワン(衝撃の共同体)」。1978年リリースなので最早70年代英国ロックのマジックは働いていない時期なのだが、どうしてもファーストの「ディテクティヴ/ファースト(直撃波)」に注目してしまって、聴くとしてもファースト「ディテクティヴ/ファースト(直撃波)」だったからセカンドを聴くのは実に久々。ジミー・ペイジがプロデュースしてスワンソングからリリースされたファーストはかなり話題に事欠かなかったみたいだけどセカンドの「イット・テイクス・ワン・トゥ・ノウ・ワン(衝撃の共同体)」となると期待は掛けられたモノの実際にはあまり芳しくないセールスだったということらしい。まぁ、セールス面は置いといて、音がさ、ここまでボンゾ直系のドラムだっけ?ってな事でファースト「ディテクティヴ/ファースト(直撃波)」も聴き直してしまった。

 アルバム冒頭から軽快に聞こえるハズのギターリフが始まってマイケル・デ・バレスの個性的な歌声が聞こえてくるんだけど、その後の「Competition」って曲ではドラムが思い切りボンゾで、曲構成もツェッペリン的で非常~にハマれる。こういうのがかっこ良いと思えてしまう自分に感心するんだけど、ちょっとアメリカ市場狙いしている感があって鼻につくのがダメだ。それでもかっこ良いサウンドを奏でてくれているのでついつい聞き込んでしまいました。トニー・ケイの鍵盤がどこまで必要なんだろう?って気がするけどしっかり自己主張しているのは確か。自分的にはそれよりも圧倒的に曲構成と重さっつうのか独特のサウンドが気になってさ。いやぁ~、B級バンドばっかり聴いていたからこういうメジャー路線を走れたバンドの垢抜けたサウンドが新鮮です。Detectiveだって全然メジャー路線ってワケじゃないんだけど、やっぱ違うな。滅茶苦茶かっこよいもん。

 1978年って事はもうパンクが出てきて衰退した頃で、こういう王道ロックな音って全然受けなかった頃なんだよな。もうちょっと早ければバドカン的位置付けでいられたかもしれないのに、勿体ない。そうしてこの後サンプラーなライブアルバムだけが残されたらしく、今でも未発表のコレクターズアイテムと化している…。紙ジャケでリリースされたら面白いのにね。



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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
幻のライヴ、遂に登場!

プロモ用にプレスされたスタジオライヴ!ようやく聴く事が叶いました。
録音状態もいいですし、パフォーマンスも最高!感涙に咽んでいます。
あぁーカッコいいなぁ!

2013/03/30 (Sat) 11:48 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

リリースされたんだ?

2013/04/02 (Tue) 22:19 | EDIT | REPLY |   

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