Jeff Beck - Truth


 改めて聴くとやっぱりとんでもない音が詰め込まれている第一期ジェフ・ベック・グループの最初のアルバム「Truth」では、以降フェイセスやソロ活動でロックンローラーのセクシーさをウリに第一線で活躍することとなる名ボーカリスト、ロッド・スチュワートをメインボーカルに据え、ベースにはこのころまだまだ全く無名だったロン・ウッドが参加しているという素晴らしきメンツでのアルバム制作。プロデュースにはミッキー・モストを配して、鍵盤にはニッキー・ホプキンスというこれ以上ないくらいの面々でのアルバムは60年代末を飾るに相応しいテクニカル且つロックなバンドとして君臨する、はずだったが…。

 なかなかロックの歴史はそう簡単にいかないんだなぁと思う。アルバムの中味はベック全アルバムの中でも個人的には一番好きな作品で、バンドらしいアルバム。そしてベックがまだ初期の影響力に忠実にブルースを基調とした楽曲を揃えているところが聴きやすさを備えているんだろうな。初っ端からヤードバーズの有名作を新アレンジでカバーし、ロッドのボーカルを最大限に引き出しているところはインパクト絶大。このアルバムでは完全にロッドがベックを喰っているし、またベックがバンドのギタリストとしてのプレイに徹しているところも良い。一般的にLed Zeppelinとよく比較される「You Shook Me」だが、まあ、タイミング的にはベックの方が若干早かったんだろうけど、大体同じような年の同じような場所に住んでた若い連中が影響を受けたものといえば似たようなものだったので、同じ曲を選び、同じくパクリ的にオリジナルなセンスで勝負するのも同世代ならではのものだろうから比較論にはあんまり意味ないと思うんだけどな。バンドの目指す方向性に合わせたアレンジになってえいるってだけで、ベックの方が原曲に忠実にハードにプレイされているってトコで、Zepのはアレンジ云々もあるけどボーカリストの声質の違いだろうな。ロッドはブルースも声質的に平気で歌える人だけどプラントはどう聴いてもブルースの声じゃないもん(笑)。ま、好みの問題だからいいけど、ここでのベックのギタープレイはまだ人間らしくブルージーに弾いているしさ。年と共に宇宙人的ギタープレイを弾くようになるベックにしてはスタンダードで結構好き。そのペイジが書き上げた「Beck's Bolero」のメンツはこれまた凄くてねぇ、キース・ムーンにジョン・ポール・ジョーンズ、ベック、ペイジ、ニッキー・ホプキンスなワケで…、夢のある時代だなぁ。

 でなことでベックの作品にまつわるロック話にはキリがないんだけど、第一期ベックグループは続く「Beck Ola」で解体し、更にルックスの似たコージー・パウエルを迎えた第二期に入っていくんだがその辺はまたいずれ。しかし「Truth」に収録のラストの「Blues Deluxe」というブルースでのロッドの歌声と言ったら堪らない。聴いていて気持ち良いもん。これくらい気持ち良くさせてくれないとアカンぜよ。もちろんニッキーのピアノもベックのギターも本当にブルース好きって感じでこのアルバム中最高の出来映えでしょ、コレ。「Beck Ola」では「Jailhouse Rock」があるしね、やっぱりこの頃のロックは熱くてユニークで面白い。

Comment

[1001]

Jeff Beckはこの頃から、ワイアードまでが好きな頃で、中でもこの頃が好きですね。
RodのVoにJeffのGですから。
でも、忘れてならないのが、RonのB!
意外に、いい味出してます。
(途中で首になるけど・・笑)
ではでは!

[1004] 良い。

この頃までのブリティッシュは正しくアメリカの方を向いて憧れてたと感じます。コレ以降ブリティッシュロックと呼ばれるようになってからはやや独自路線を歩みだしたような気がして。なので自分はそれ以降あまり英国ロックを聞かなくなったんですよねー。。。。

[1008] ジェフ・ベック

ジェフ・ベックを初めて聴いたのが彼のベスト・アルバムでした。確か日本編集盤だったと思いますが、ポール・モーリアの「恋は水色」のカバーになんとなく妙な感覚を覚えたのを記憶しています。

[1009] これ、好きです

ジェフ・ベック・グループの中でも、これは、好きですね。
もっと、長続きしていたら、すごいバンドになっていたかも?
第二期のオレンジアルバムとかも良いですが・・・


[1015] コットンさんと同じです。

私も、コットンさんと同じく恋は水色が思い出の1枚です!(笑)
ジャケが、セクシーでね!部屋に飾っていた・・・

[1017]

ジェフベック。私もそろそろ始めます。

[1019]

流れ的にもしやと思い、ちょい久しぶりに覗きにきたら、やっぱダブッてしまいました。いや、ギリギリセーフかな。
1期も好きです。N・ホプキンス、忘れてました。

[1023] 遅れました〜コメント感謝っす!

>リュウさん
ロニーのベースってあんまり意識したことないですけど、ちょっと音が軽いのかなぁって感じしますね。バンドらしさが漂っていないのにえらくロックしてるってのが良いっす。

>KOJYさん
あ、良い表現方法ですね。今度借ります(笑)。確かにアメリカを目指していた頃の英国ロックは凄く面白いし、それが味だった面は大きいですよね。独自路線はその後、か。う〜ん、良い言い方ですなぁ…。なるほど。感謝です♪

>Cottonwoodhillさん
多分自分も日本編集盤のベストが最初で、「Hi Ho Silver Lightning」のポップさに驚いた記憶があります…。違ったかな…?

>エディさん
エディさんはベック好きですもんねぇ。あらゆる携帯でアルバム発表しているのでどれが好きってのは難しい人だと思いますが、ロック時代のコレは好きでして、オレンジアルバムも名作ですが、初期ほどの思い入れでは聴いてないかなぁ。

>evergreenさん
ジャケがセクシーって表現が良い♪ レコード時代はそういう楽しみがあったからなぁ…としみじみ。

>SAMARQANDさん
楽しみにしてます!

>R&R Fableさん
いや、まあ似たようなモンですけど(笑)。何かね、流れ的にそうなってるので結構被りますよね(笑)。まあ、いいじゃないですか、お互い楽しい音楽を思い出して感動しまくる、うん。ロックだぜ〜!

[1405]

第一期ジェフベックグループの映像を発見。
http://www.youtube.com/watch?v=IL7ixSWdvCc&search=jeff%20beck
第一期の映像は初めて見ました。これは貴重です。

[4660] ども!

このあたりの時代ってほんとに面白かったでしょうね。
もちろん当事者達は大変だったとは思いますが。(笑)
しかし、この映像は凄いですね。

[4664] >elmar35さん

何事も黎明期ってのは面白いもんなんでしょう、きっと。しかし映像ってあるんですねぇ…。

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2月7日
 そういえばアントニオ猪木がWWEの殿堂入りするとか…。日本人的にはWWEよりも猪木の方が有名だからWWEって何?ってなりそうだが(笑)。今アメリカのプロレスってほとんど一本になってて、それを取り仕切ってるのがWWEのビンス。確執は色々あるらしいけど、まぁ、プロレス界ってのはかなり特殊な世界だからいつ確執氷塊合併ってのがあってもおかしくないしね。そんでTNAってのもアメリカにあって、これがまた不思議で元WWE選手がこれでもかってばかりに集まってる団体。そりゃもう面白いらしいが日本ではなかなか見れないのが残念。ちょっと気になってるんだけどさ…。不思議なのはホーガンもフレアーも普通に出てて、WWEとの関係は?なんてところかね。日本もそうなりつつあるけどまだまだ地味です。今後どうなっていくことか、猪木の殿堂入りもひとつのきっかけになると面白いんだけどな。
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