Joe Strummer - Global A Go Go

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 今日も横浜ではポール・ロジャース+クイーンが盛り上がってるんだろうなぁと思いつつも、チケットもないので素直にあきらめることとして昼間からアレコレと溜まっていたDVDを鑑賞する。珍しいのはイギリスのCambridgeで行われている「Cambridge Folk Festival」の映像で2002年のフェスティバルの模様がBBCテレビで放送されていて、それを録画したものを観てました。8月1日から4日まで通して行われたこのフェスティバルは正にイギリスという国の音楽を表していて、ジャンルなどは無縁、何でもありの様相で出演者も様々。日本でもそこそこメジャーなバンドってどれだろ?アルタンって割と有名かな?モロにケルト風味なバンドで美しいんだけど、出演バンドのどれもがこんな感じだから好きな人は好きなんだろうね。中でも面白かったのはサルサとケルトの融合を実践していたサルサ・ケルティカっていうバンドかな。なかなか新鮮なサウンドでリラックスした雰囲気の中で奏でられる田舎でのお祭りはほのぼのしていて実によい。

 そんな中でなぜかジョー・ストラマーがメスカレロスを率いて出演していて、これがまた堂に入ったものでかっこいいんだな。ごつごつのロックなくせに昔からレゲエやスカ、サルサにトラディショナルとロックの本道とは異なった音楽を好んで聴いていたジョーはこんなイベントを楽しんでいたに違いない。丁度アルバム「グローバル・ア・ゴー・ゴー」をリリースした後のツアーを回っている時期で、日本公演の前ですね、新曲も演奏していた頃ですが、相変わらず骨っぽくて凄く良い。彼自身はロック以外の何者でもないけど、演ってる音楽は凄く力の抜けたサウンドなのでケルティックなファンにも受け入れられるんだろうな、だから出演しているんだろうし。実際「グローバル・ア・ゴー・ゴー」のラストには「Minstrel Boy」というケルトソングも収録されているのだ。遺作となってしまった「ストリート・コア」もフィドルの響きがもの悲しく聞こえてしまういいアルバムだ。

 日本公演が2002年の10月に行われて、そのすぐ後の12月22日に亡くなってしまったジョーだけど、久々に映像で元気な姿を見たら、やっぱまだまだロックしてないとダメだぜ、って言われた感じかな(笑)。

 ジョーの検索でアマゾン見てたら、なんとクラッシュの「カット・ザ・クラップ」が980円で買えるんだ~。クラッシュファンからは酷評されているし、実際ジョーも無視していたアルバムだけど、ジョーの音楽的見地からするとそれほど悪くはない作品なんだよね。値段にちょっと驚いてしまったので今のところウィッシュリストに入れてます。今までレコードしか持ってなかったから、何かのついでに買っちゃう気がするな。
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フレ
Posted byフレ

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michan20052000  

ご訪問&トラックバック、あざーす。

AC/DCからスターリンまで興味深く読ませていただきました。ほんと私と同じような視点で書かれているので驚きました。

70sロックを盛り上げたいですね。

また遊びにきます。ではでは

2005/10/29 (Sat) 22:43 | EDIT | REPLY |   
hyuma  
実は

実はCut the crap持ってません。買わねばとおもいつつ、つい...。今度勇気出して買います。しかし、ジョーは本当にロックな人でした。すこしでも見習いたいと思ってます。

2005/11/13 (Sun) 21:46 | EDIT | REPLY |   

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  •  Streetcore
  • ここに入っているJoeのRedemption Songは泣けます。淡々と、しかし、力強く、朗々とボブ・マーリーの名曲を歌い上げるJoeには泣かされます。この曲を、昨晩を最後にクローズした銀座の名店「ミケ・アムリタ」及びその素晴らしいスタッフに捧げます。
  • 2005.11.12 (Sat) 07:54 | All Mod Cons