National Health - Missing Peaces
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ビル・ブラッフォードのドラマーとしてのイメージは恐らく大多数がイエスなのだろうし、キング・クリムゾンなのだろうと思う。それ以外となるとそんなにパッとは思い付かないとか、せいぜいブラッフォードのソロ作程度で…なんて感じか。その実ジェネシスにも参加していたりするので、メジャープログレバンドを見事に渡り歩いているというモテモテのドラマーなのだった。そんなブラッフォードがどういうワケなのかカンタベリーシーンの一端を担うことになったのが、デイヴ・スチュワートの勧誘。キング・クリムゾンの活動に終止符を打ったところに声掛けされ、丁度その頃にカンタベリーシーンの名バンドのHatfield and The NorthとGilgameshというバンドが融合したプロジェクトが発足したので参加するという次第…。そういえばブラッフォードってこの後ゴングにも参加してなかったっけ?

ってなことで、珍しく発掘音源再発モノを取り上げてみました。1996年に発掘リリースされたNational Healthのタイトル通り「Missing Pieces」という作品。National Health自体は1975年にカンタベリーミュージシャン大集合という感じでセッションを重ねていたみたいで、しっかりと録音されていたのがこの作品に纏められているというもの。アルバムリリース時にはシンプルな4人編成ってなっちゃったんだけど、その前はもうとんでもないメンツが揃ってたんですよ。まぁ、アルバムリリース時も結局常に多数ゲストで似たようなことしてたんだけどさ。Dave StewartはもちろんSteve Hillage、Phil Miller、Alan GowenにMont Cambell(!)、Pip PyleにもちろんBruford、更にはNeil Murray…、ホワイトスネイクです、はい。更にBarbara GaskinとAmanda Personsというような面々、John Greavesもです。まぁ、誰がどのバンドの人なのかってのは大して問題でもなくって、この辺はメンツの名前で動いている有機体みたいなもんなので…、うん、ジャズミュージシャンと一緒なんだよね、活動自体も。だからバンド名はたまたま、に近い(笑)。
さて、それはともかく、この未発表発掘音源集「Missing Pieces」はそれぞれのミュージシャン単位でのセッションがリハーサルレベルではなくって本気のセッションモードで録音されているので、全くオリジナルアルバムとも言えるレベルの作品集になってます。なので、かなりとんでもなく浸れるところが普通の未発表作品集とは異なりますよ。聴いているとBrufordかな、これ?とかやっぱAlan Gowenも特徴的なピアノだ…とかNeil Murrayのベースって凄く自己主張してるじゃないか、とかわかります。そしてやっぱり目立つのはMont Cambellの作曲能力の高さとセンス、かな。軽やかなる変態、というべきでして、とんでもなくクラシックとジャズが一緒に同居しているし、更にポップさも入ってるから恐ろしい。そしてDave Stewartの独特の感性…、後にGaskin Stewartの布石とも言える「Clocks and Cloud」はAmanda Parsonsのキッチュな歌声で浮遊感を聴けるってなもんだ。とんでもなく美しく楽しい歌。
そんなセッションが大量に、そしてハイレベルハイセンスなミュージシャンのぶつかり合いではなくて譲り合うセッション大会が英国的に聴ける楽しみ。難解にも聞こえるけど、心地良いと思うと非常に心地良い…ね。


ってなことで、珍しく発掘音源再発モノを取り上げてみました。1996年に発掘リリースされたNational Healthのタイトル通り「Missing Pieces」という作品。National Health自体は1975年にカンタベリーミュージシャン大集合という感じでセッションを重ねていたみたいで、しっかりと録音されていたのがこの作品に纏められているというもの。アルバムリリース時にはシンプルな4人編成ってなっちゃったんだけど、その前はもうとんでもないメンツが揃ってたんですよ。まぁ、アルバムリリース時も結局常に多数ゲストで似たようなことしてたんだけどさ。Dave StewartはもちろんSteve Hillage、Phil Miller、Alan GowenにMont Cambell(!)、Pip PyleにもちろんBruford、更にはNeil Murray…、ホワイトスネイクです、はい。更にBarbara GaskinとAmanda Personsというような面々、John Greavesもです。まぁ、誰がどのバンドの人なのかってのは大して問題でもなくって、この辺はメンツの名前で動いている有機体みたいなもんなので…、うん、ジャズミュージシャンと一緒なんだよね、活動自体も。だからバンド名はたまたま、に近い(笑)。
さて、それはともかく、この未発表発掘音源集「Missing Pieces」はそれぞれのミュージシャン単位でのセッションがリハーサルレベルではなくって本気のセッションモードで録音されているので、全くオリジナルアルバムとも言えるレベルの作品集になってます。なので、かなりとんでもなく浸れるところが普通の未発表作品集とは異なりますよ。聴いているとBrufordかな、これ?とかやっぱAlan Gowenも特徴的なピアノだ…とかNeil Murrayのベースって凄く自己主張してるじゃないか、とかわかります。そしてやっぱり目立つのはMont Cambellの作曲能力の高さとセンス、かな。軽やかなる変態、というべきでして、とんでもなくクラシックとジャズが一緒に同居しているし、更にポップさも入ってるから恐ろしい。そしてDave Stewartの独特の感性…、後にGaskin Stewartの布石とも言える「Clocks and Cloud」はAmanda Parsonsのキッチュな歌声で浮遊感を聴けるってなもんだ。とんでもなく美しく楽しい歌。
そんなセッションが大量に、そしてハイレベルハイセンスなミュージシャンのぶつかり合いではなくて譲り合うセッション大会が英国的に聴ける楽しみ。難解にも聞こえるけど、心地良いと思うと非常に心地良い…ね。
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