Beggar's Opera - Pathfinder

0 Comments
 これだけ英国のロックアルバムがリリースされていると同じようなジャケットの構図ってのも多々出てくる。もちろん意識的に真似しているものもあれば全く意図せずに同じようなモノになってしまった、ってのがあるだろう。まぁ、ギーガーとかだとデザインセンスがどれもこれも同じなので似たような、という次元ではなくなるのだが…(笑)。全く関連のないであろうデザイナーが同じような構図を持ってデザインしてしまったのが今回の面白さだ。

Pathfinder アクト・ワン+2(紙ジャケット仕様)

 1972年にリリースされたBeggar's Operaというバンドの三枚目にして最高傑作の呼び声の高い「Pathfinder」というアルバムですね。こうしてジャケットをみると馬に乗った宇宙飛行士のアップかと思うのだが、実際には6面開きのジャケットになっていて、Paladinの「チャージ!」をもうちょっと立体的にした感じで迫力満点のデザインなのです。

こんな感じ↓



 そしてですねぇ…、もう中身が最高にかっこよいブリティッシュロックなワケでして、プログレとか思っている人はちょっと違います、はい。完全にブリティッシュロックという世界の一言以外に表せないくらいに英国です。重くないし軽やかに美しく爽やかに…湿っぽく、伸び伸びとそして深々と聴けるロックなので全く素晴らしい。重厚感もたっぷりありながらもポップ的音像による聴きやすさというのもあり、もちろん実験的な面でもトライしているけどしつこくなくってサラリとこなしているので聴くに値する…と言うよりも聴いた方が良いよな、ってくらい素晴らしい名盤。オルガンやピアノなども大活躍していて、ギターもかなり洗練されているくせに粘っこい個性的な音でよろしい。でも、三枚目でこの完成度だったらクィーン並にブレイクしててもおかしくないバンドなのにな、勿体ない…っつうのはバンド名のせいだろうか?やはりライブの数とかレーベルのプッシュとかもあるのかな…。

 あ、そういえば、ヴァーティゴなんだよね、Beggar's Operaってさ。最初から三枚目の「Pathfinder」まで全部。ちなみに「Pathfinder」は6360 073だそうで。う~ん、Vertigoの域を超えたレベルのサウンドをやってるんだけどな、このアルバム。ブルースからクラシック、ポップスなどを血肉にしてしっかりと独自のサウンドセンスを打ち出したちょっとハードなロックのエッセンスをモチーフにしたバンド。多分、この手のバンドの中ではダントツのレベルを誇るアルバムのはずだ。無名バンドだから聴かないという選択肢を思い切り否定してくれるくらいにサウンドの質が高い。今の時代で誰かがカバーでもしたら凄くヒットしそうだもん。これこそ知られざる名盤に相応しい傑作。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply