Uriah Heep - Very 'eavy... Very 'umble
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しばらく続いた顔面ジャケットシリーズ、一応ここまでにしてまた別のテーマで続いていきますロック好きの行き着く先は…ブログでございます。いや、まぁ、宣言しなくてもいいんだけどね、その終焉を飾るにはあまりにも素晴らしい、素晴らしすぎるアルバムを聴いてしまったので、ほんのちょっとだけメジャーものを聴きたいなぁ~という欲が渦巻いてきたのです(笑)。それでもデビュー時からしばらくは、そしてもしかしたらメジャーになってからも圧倒的にB級センスを持ち続けた希有なバンドのひとつでもあるユーライア・ヒープ。その最初のデビューアルバム、が正に恐怖の大顔面ジャケットだったりするのですよ。

Very 'eavy... Very 'umble
1970年リリースのファーストアルバム「ユーライア・ヒープ・ファースト」、Vertigo 6360 006という割と初期のバーティゴの実験精神に乗ったバンドですね。006だからと言ってもバーティゴの6作目ではないですよ、その前にはVOシリーズもあるし、欠番もあるし…いや、いいんだけど…(笑)。Pattoのファーストが016なのでそんなに時期的には変わらないし、大顔面ジャケって言うのもあるんだが…中身が全く違う。もちろんバーティゴらしい音なのはどちらも間違いないが。
圧倒的にメジャー感覚のセンスを持った作品だもん。でも、当時はどれもこれもリリースしてみないとわからないっていう世界だから区別されてなかっただろうし、自分だって何十年もこの手のロックを聴いているからメジャーなセンスとかB級ってのがわかるようになってきただけで、リアルだったらわからないもん。今の時代でもそれは当てはまるだろうし、やっぱ商業的なものと文化的なものと人々の好みが絡むからわからないよね。時間経ってから比べてみるとやっぱりユーライア・ヒープってのは凄いセンスだ、ってのが分かるのだが。
最初のケン・ヘンズレーのオルガンによる強烈なリフとグルーブからしてもう体が踊りますよ、これこそがユーライア・ヒープ独特のノリだし、音使いでもあるし。そこにデヴィッド・バイロンのあのハイトーンが入ってきて…、いや、もうさ、ユーライア・ヒープの歴史の中でも「Gypsy」って名曲なワケよ。そんなのが最初に鳴ったらやっぱぶっ飛ぶよ。リフも歌も重厚なコーラスワークもあまりにもかっこよすぎてロック聴いててよかった~と思うもんね(笑)。しかもこれがヴァーティゴからの作品によるファーストアルバムってのが驚きでさ、それを考えるとやっぱり売れるとか売れないとか受け入れられるとかわからないもんだ。今聴けば圧倒的に世界を制圧できるバンドの音ってのがわかるもんな。
な~んて聴いているとね、ユーライア・ヒープってやっぱ凄い。ただ冷静にこの「ユーライア・ヒープ・ファースト」を聴いているともちろん全曲が優れているってのでもなくて方向性を確立はしていないのかもしれないってのがある。概ねケン・ヘンズレーの鍵盤によるあのノリとバイロンの歌なんだけど、やっぱり時代が時代だからブルースの洗礼もあってね、その辺はまだ試行錯誤状態なのかな。ただしキラーソングもいくつもあるってのが強いよ。「Dreammare」とかメジャーな話だけど、ミック・ボックスも才能を発揮しまくっていて、全く王道バンドの音です、これ。頭振り乱して乗るもんな(笑)。
いや、久々にコレ聴いたけど…、しかもこんな流れで聴くとは思ってなかったし、意外な局面で聴いたのもあってか、余計にかっこよく聞こえたかもしれない。とんでもなく熱いパワーと実験精神と意欲が詰め込まれた名盤。そして以降は更に磨きをかけて独自性を追求していったユーライア・ヒープ。原点がここにあり。



1970年リリースのファーストアルバム「ユーライア・ヒープ・ファースト」、Vertigo 6360 006という割と初期のバーティゴの実験精神に乗ったバンドですね。006だからと言ってもバーティゴの6作目ではないですよ、その前にはVOシリーズもあるし、欠番もあるし…いや、いいんだけど…(笑)。Pattoのファーストが016なのでそんなに時期的には変わらないし、大顔面ジャケって言うのもあるんだが…中身が全く違う。もちろんバーティゴらしい音なのはどちらも間違いないが。
圧倒的にメジャー感覚のセンスを持った作品だもん。でも、当時はどれもこれもリリースしてみないとわからないっていう世界だから区別されてなかっただろうし、自分だって何十年もこの手のロックを聴いているからメジャーなセンスとかB級ってのがわかるようになってきただけで、リアルだったらわからないもん。今の時代でもそれは当てはまるだろうし、やっぱ商業的なものと文化的なものと人々の好みが絡むからわからないよね。時間経ってから比べてみるとやっぱりユーライア・ヒープってのは凄いセンスだ、ってのが分かるのだが。
最初のケン・ヘンズレーのオルガンによる強烈なリフとグルーブからしてもう体が踊りますよ、これこそがユーライア・ヒープ独特のノリだし、音使いでもあるし。そこにデヴィッド・バイロンのあのハイトーンが入ってきて…、いや、もうさ、ユーライア・ヒープの歴史の中でも「Gypsy」って名曲なワケよ。そんなのが最初に鳴ったらやっぱぶっ飛ぶよ。リフも歌も重厚なコーラスワークもあまりにもかっこよすぎてロック聴いててよかった~と思うもんね(笑)。しかもこれがヴァーティゴからの作品によるファーストアルバムってのが驚きでさ、それを考えるとやっぱり売れるとか売れないとか受け入れられるとかわからないもんだ。今聴けば圧倒的に世界を制圧できるバンドの音ってのがわかるもんな。
な~んて聴いているとね、ユーライア・ヒープってやっぱ凄い。ただ冷静にこの「ユーライア・ヒープ・ファースト」を聴いているともちろん全曲が優れているってのでもなくて方向性を確立はしていないのかもしれないってのがある。概ねケン・ヘンズレーの鍵盤によるあのノリとバイロンの歌なんだけど、やっぱり時代が時代だからブルースの洗礼もあってね、その辺はまだ試行錯誤状態なのかな。ただしキラーソングもいくつもあるってのが強いよ。「Dreammare」とかメジャーな話だけど、ミック・ボックスも才能を発揮しまくっていて、全く王道バンドの音です、これ。頭振り乱して乗るもんな(笑)。
いや、久々にコレ聴いたけど…、しかもこんな流れで聴くとは思ってなかったし、意外な局面で聴いたのもあってか、余計にかっこよく聞こえたかもしれない。とんでもなく熱いパワーと実験精神と意欲が詰め込まれた名盤。そして以降は更に磨きをかけて独自性を追求していったユーライア・ヒープ。原点がここにあり。
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