The Spencer Davis Group - Steve Winwood



黒い声を持つボーカリストとして最も名高いのは多分スティーブ・ウィンウッドなんだろうと思う。天才少年と呼ばれて早40年近く経つワケだが、声というモノは早々衰えるものでもなく今でも相変わらずソウルフルな声を聴かせてくれているに違いない。しかし、ロックファンにとって彼の凄さというのは果たしてどのアルバムで、どの時期が最も認知されているのだろうか?コレと云ったバンドとしてもあまり印象がないんだよな。せいぜいブラインド・フェイス
が、忘れてはいけない。スティーブ・ウィンウッドの才能が最も輝いていたと思っているザ・スペンサー・デイヴィス・グループのことを。ちなみにスペンサー・デイヴィスと言う人はギタリストでリーダーだったワケなんだが、当時17歳(?)だったスティーブ・ウィンウッドが音楽的な面ではバンドを引っ張っていたようだし、曲も作り、アレンジも施していたという天才ぶりとマルチプレイヤーぶりを発揮していたと言うから素晴らしい。中でもそのソウルフルな歌声は同時期に活躍していたスティーブ・マリオットにも匹敵する、いや超えているな。ソウルフルなハードな歌もこなすが、ウィンウッドの場合はメロウな曲も実にR&Bのシンガーっぽく歌えてしまうんだよな。で、ザ・スペンサー・デイヴィス・グループってどのアルバムが良いのか、などと言うことは実は全然知らない(笑)。様々なベスト盤が出ているのでその辺で十分にわかると思うけど個人的には「The Best Of The Spencer Davis Group」
あ、それからかなり邪道なんだけど、この人の黒さを何気に実感したのがザ・フーの「New Tommy / Live 1989」
あ、トラフィックがあったか…。
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