Groundhogs - Who Will Save The World?

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 ロックの派生図は実にユニークだ。いつ聴いてもその派生には驚くばかりだが、何故にそんなことを…と言うとですね、いや、ブルースロックと言えばB級路線の一歩手前にはGroundhogsというバンドがあって、トニー・マクフィーというユニークな人がいたワケですよ。それで、割とブルースロックとプログレッシブロックの中間を行く~みたいなことが書かれてて昔からちょくちょくと聴いていたので、ここらでまた聴いてみるか、と。

Who Will Save the World? Split

 1972年リリースのGroundhogsの中では最高傑作と呼ばれることの多い「Who Will Save the World?」という作品。アメリカンコミック風のジャケットがインパクトのある「Who Will Save the World?」だが、中味がこれまた白熱していて面白い。それまでのGroundhogsはアコースティックにも割と深い造詣を抱いていたバンドでもあったので、ある意味Zeppelin的な側面を持ったバンドだが、誰にもそんな事は言われる事もなく、その才能を発揮しきれずにいたのではないかと。いや、買いかぶりすぎか。多分ボーカルの問題とトリオって事が問題だったんだろうとは思うけど、まぁいいや。

 「Who Will Save the World?」だが、最初からソリッドなトニー・マクフィーのストラトサウンドが切れ味よく流れてきて、洗練されたブルースロック的なハードロックが始まるが、やはりプログレッシヴな展開…と言うよりも3コードのブルースロックではないアレンジが施されたロックと言う方が良いのかな。疾走感も溢れているし、ギターも実に巧いのでそつなく音が流れてくる。決してB級に甘んじるような音ではない。アルバム全体を聴いてみてもカラフルな楽曲群に包まれたもので、聴かせる曲ではオルガンやアコギも使いつつ、そこに歪んだギターも絡みフルートなんぞも入ってくる。結構凝った作りになっているし、ロック的な側面と併せてやっぱり名盤と呼ばれるだけあって素晴らしい出来映えになってる。なんでこれはもっと売れなかったんだろうか?ルックス?う~ん、それはあるんだろうけどさ…。

 今でも活動しているバンドなんだよ、Groundhogsって。何度も解散再結成してるけど、こういうバンドって長年できてしまうバンドなのだろう。随分前に結構驚いたけど、あまり変わらないなぁ~って感じ。もちろん「Who Will Save the World?」で聴かれたようなアグレッシブ且つ熱の入ったものではないが。そういえば、ここのドラマーってEggのCrive Brooksだったんだ…、こんなところでGroundhogsとEggというカンタベリーシーンが繋がってしまうのかと驚いた…。




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フレ
Posted byフレ

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  •  GROUNDHOGS/Who Will Save The World?('72)
  • このバンドも大貫センセイの紹介で知った。 アメリカのハードロック・トリオっつーことでグランドファンクみたいな感じかな?って思って聴いたら、もっと音が薄くて軽い感じ。 アシッドなトリップ感覚っつーんですか?なんとなく60年代を引きずってる所もあるか...
  • 2010.02.20 (Sat) 13:17 | 迷走ぶろぐ