Parrish and Gurvitz - Parrish and Gurvitz

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 バジャーでハードなブルースギターを弾いていたブライアン・パリッシュだが、もちろんバジャー以前にも様々な活躍をしていたみたいで、一例にThree Man Armyのファーストへのゲスト参加ってのもあった。そのおかげでこのファーストアルバムをリリースした後にエイドリアン・ガーヴィッツがバディ・マイルスと共に行動するためにバンドを解散した後の片割れともなってしまったポール・ガーヴィッツとユニットを組んでリリースしたのがこの「Parrish & Gurevitz」という作品。

Parrish & Gurevitz Parrish & Gurvitz Band

 1971年リリースなので正にこの後直ぐにバジャーに参加するんだけど、それもまたThree Man Armyが復活するってことでポール・ガーヴィッツが出戻るためってことだとしたら何と可哀相な使われ方をしている人なのだろうとも思うが…。まぁ、良い人なんだろうな(笑)。アルバムジャケットを見ればわかるように左側がポール・ガーヴィッツで右側がブライアン・パリッシュです。良い青年でしょ?

 え~っと、そんな状況下で制作されたアルバム「Parrish & Gurevitz」なんだけど、決して片手間ってワケでもなくって、その証拠にプロデュースにはジョージ・マーティンを配しているってなもんだ。ストリングスアレンジも任せているってくらいだから結構な仕事して請けていたんじゃないかな。ビートルズ解散後しばらく経った程度だし、ヘンなのを請けなかったとしたら大した才能を認められたというか、ね。そんな要素がふんだんに散りばめられた秀作っていうトコロか。コーラスワークが中心になったポップで忙しい音が鳴り響いてます。ギター的にはアコギ中心だけど別に静かにアコギじゃなくって派手なエレキを使っていないだけのアコギなので音はロック的ビートと雰囲気です。スワンプ的という言われ方をするみたいだけどスワンプってのが自分的によく理解できていないので、表現に困る。ってか、普通にギターを持って頑張って音楽やろうとしたらこうなる、みたいな音なのであんまり気張ったモンでもないんじゃない?そういったら怒られるか…。

 確かにビートルズをもうちょっとハードにした感じではあるかもしれん。しかしこの音をブライアン・パリッシュとポール・ガーヴィッツが奏でる必要があったんだろうか?と言われるとちと不思議。スタックリッジでも良いじゃん、ってかさ。まぁ、聴いていて害はないし、へぇ~ってくらいに聴くのは良いので面白いんだけど、逆に特筆すべきモノでもないのも事実…(笑)。

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フレ
Posted byフレ

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