Mandalaband - Eye of Wender
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トータルコンセプトアルバムってどんどん進化していて、今ではAyreonなんかが発展系を作っていたり、まぁ、スピードメタルの世界でもコンセプトが当たり前、ゲーム音楽的に展開していく方向に進んでいるのはどうにもちょっと違う気がするが、まぁ、ひとつのコンセプトアルバム。色々な角度があるものの、やっぱり英国ファンタジーをアルバムで表現するってのがスタンダードな構築美♪

マンダラバンドのセカンドアルバム「Eye of Wender」1978年リリース。もっともセカンドアルバムと言ってもファーストからのバンドメンバーはほぼ不在で、デヴィッド・ロールという人のプロジェクトバンド名というべきものでして、その辺がどうにも不透明だったのでマンダラバンドを知ってから約20年くらいの今に至るまで普通のバンドにしちゃぁ大掛かりなゲスト陣やコンセプトで大したもんだ…などと思っていたのだが。メンツ的にはムーディ・ブルースやバークレイ・ジェームス・ハーベストや10CCの面々にマディ・プライヤやノエル・レディングなんてのも参加しているという代物。今で言うアイエルンの構想と同じ骨格かな。英国伝承ファンタジー作品でもある指輪物語をモチーフに独自のファンタジー世界を創って演奏させたもので、それぞれがそれぞれの役割をこなしており、楽曲毎に彩りが鮮やかで面白い。楽曲はどれもこれもシンフォニックなファンタジー色の強いもので、ロック的なものはほとんどない。壮大でゆったりとした大らかな作風が粒揃いで高貴な雰囲気がこれまたよろしい。
マディ・プライアの歌は割と奥深くで聞こえてきてちょっと現実浮遊感の漂う感じで、あぁ…心地良いかも…なんて思っていたらインストの後にはジャスティン・ヘイワードの歌声が始まる。ほのぼのとした曲調もあってか、ムーディー・ブルース聴いてたっけ?って思ってしまうくらい特徴的な歌声ってのも面白い。コンセプトアルバムであるが故に大曲志向でなく小曲群が並んで粒揃いに楽しめるところが面白いね。ファーストアルバム「Mandalaband」なんてのは圧倒的に大曲志向のシンフォニックバンドだったから今作の「Eye of Wender」でのファンタジー感は心地良い。
CD化された時にはジャケットが妙にシンフォニックなクラシック的ジャケットになってしまっているが、元々はもっとファンタジックなジャケットなのでご注意。それにしても1978年という年代にこんなの作っても売れなかっただろうなぁ…と。それでも歴史的にしっかり名が残されているのは内容の素晴らしさが物語っているってことだ。


マンダラバンドのセカンドアルバム「Eye of Wender」1978年リリース。もっともセカンドアルバムと言ってもファーストからのバンドメンバーはほぼ不在で、デヴィッド・ロールという人のプロジェクトバンド名というべきものでして、その辺がどうにも不透明だったのでマンダラバンドを知ってから約20年くらいの今に至るまで普通のバンドにしちゃぁ大掛かりなゲスト陣やコンセプトで大したもんだ…などと思っていたのだが。メンツ的にはムーディ・ブルースやバークレイ・ジェームス・ハーベストや10CCの面々にマディ・プライヤやノエル・レディングなんてのも参加しているという代物。今で言うアイエルンの構想と同じ骨格かな。英国伝承ファンタジー作品でもある指輪物語をモチーフに独自のファンタジー世界を創って演奏させたもので、それぞれがそれぞれの役割をこなしており、楽曲毎に彩りが鮮やかで面白い。楽曲はどれもこれもシンフォニックなファンタジー色の強いもので、ロック的なものはほとんどない。壮大でゆったりとした大らかな作風が粒揃いで高貴な雰囲気がこれまたよろしい。
マディ・プライアの歌は割と奥深くで聞こえてきてちょっと現実浮遊感の漂う感じで、あぁ…心地良いかも…なんて思っていたらインストの後にはジャスティン・ヘイワードの歌声が始まる。ほのぼのとした曲調もあってか、ムーディー・ブルース聴いてたっけ?って思ってしまうくらい特徴的な歌声ってのも面白い。コンセプトアルバムであるが故に大曲志向でなく小曲群が並んで粒揃いに楽しめるところが面白いね。ファーストアルバム「Mandalaband」なんてのは圧倒的に大曲志向のシンフォニックバンドだったから今作の「Eye of Wender」でのファンタジー感は心地良い。
CD化された時にはジャケットが妙にシンフォニックなクラシック的ジャケットになってしまっているが、元々はもっとファンタジックなジャケットなのでご注意。それにしても1978年という年代にこんなの作っても売れなかっただろうなぁ…と。それでも歴史的にしっかり名が残されているのは内容の素晴らしさが物語っているってことだ。
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