Hawkwind - Warrior on the Edge of Time

 シアトリカルでスペーシーでサイケデリックで…なんてバンドは英国には実は割と多く存在していてメジャーシーンでも言われてみれば、ってのはあるだろう。ただ、今のウチのブログではもちろんニッチな英国特集で走っていて、うん、何かねぇ、その辺の作品ってやっぱ面白いんだよ。スピリッツ溢れていてさ、皆が皆思い思いに考えてプレイしてみて…っていうのがさ。60年代末からのバンドは生き残りに必至だからそういうアレンジが出てくるし、新興バンドは自分達の信念で出てきてて、主張が見えるしね。もっとも周りなど一切お構いなしっていうのもあるけどさ。そんなバンドのひとつで結局大成したことがない、と言っては言いすぎかもしれないけど、コレ、っていうものは見当たらない…ってのがホークウィンド。

Warrior on the Edge of Time Space Ritual

 1975年リリースの傑作アルバム「Warrior on the Edge of Time」です。ホークウィンドの超多数のアルバムの中でも燦然と輝く傑作として名高い作品。もちろんレミーが参加しているのも大きいんだけど、一番洗練されているってのかな。ダラダラサイケデリック的な雰囲気でアルバムが作られていたのからこの「Warrior on the Edge of Time」ではマイケル・ムアコックのファンタジー作品をネタにしているだけあってトリップ系からファンタジー系への転換が行われているという感じ。まぁ、よくわからんけど確かにダラダラ感よりもちょっと細部に耳が行くというような面は増えたね。サイモン・ハウス…ハイ・タイドっつうバンドにいたバイオリン奏者兼鍵盤奏者によるメロトロンとバイオリンの効果も大きいし、レミーのベースもかなりグイグイ引っ張ってて、後のモーターヘッドを彷彿させるのもある。と思ったらCDのボーナストラックには最後の方に「Motorhead」というタイトルの曲が収録されていて、モロにモーターヘッドな曲。そうか、ここから始まったのか…と。

 さて、アルバムはツインドラムという変わった構成でして、聴いていても、「あれ?あぁ、そうかツインドラムってこういうことね」と聴き慣れないドラムの構成にちょっと驚く。どっちがリードドラムってんでもないみたいで、まぁ、一人でも十分にできると思うのだが、友達だからってことだろうか。もうちょっと音が良ければねぇ…と思うが、まぁこんなもんだ。

 ホークウィンドって掴み所がないのでなかなか取っ付きにくいけど、この辺は聴いてしまえばわかりやすいので最初は良いかも。多分、挫折する人の方が多いとは思うが(笑)。



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Comment

[5622]

一番一般受けしそうなのはこの辺りなんでしょうね。
初期のドロドロしたトリップ感覚も好きなんだけど。
ツインドラムの効果がイマイチ生かされてないですよね。ツインドラム=迫力のある音かと思って聴いたらそうでもなかったと…
ムアコックの朗読がジャマ

[5625] >ひでさん

初期のドロドロ感ってわかります(笑)。識別できないのが問題ですが、雰囲気はわかります。うん、ツインドラムってさ、もっとドッカンドッカンと来るもんかと思ったらちゃんと二つのドラムが音楽してるっつうか…、ねぇ。ムアコックの朗読…、まぁ、あまり聴いてもわからないので邪魔かも(笑)。ネイティヴとの違いを感じます。

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