The Who - さらば青春の光



70年代後期、イギリスでパンクが起こった時にこぞってオールドタイムなバンド達がこき下ろされ、「ロックは死んだ」とまで言われた中で唯一パンクの連中からの攻撃を全く浴びなかったバンドがThe Whoだ。ここのところの記事でも映画「さらば青春の光」
細かいことを言えばこの「さらば青春の光」のサントラ
話逸れたんだけど、それが云いたかったワケではなく、「四重人格」っていう一見複雑そうなアルバムストーリーを実にわかりやすく描いた映画で、映画そのものに使われた時に見事に音楽とマッチするシーンも幾つかあるし一番印象的なのは誰しもが同じだと思うけど、最後の最後、ベスパで断崖を走り抜けて崖下に投げ捨ててしまうシーンに使われる「I've Had Enough」の持つテンションが凄く良いよね。主人公ジミーの気持ちはロックなヤツなら多分幾度か味わったことのある疎外感だと思うし、表現的には「四重人格」ってしているけど、そういうのあるんだろうな。少なくとも自分にはそういうのがよくわかるし、多分この映画が支えられている背景にはそういう輩が多いんだろうって思うんだけどさ(笑)。で、エース役を演じているスティングの圧倒的な貫禄のあるかっこよさもまた凄い。
もちろん映画だけでなくオリジナルアルバムは更に凄い作品だし、そこに挟み込まれた写真集は映画のシーンのいくつかとかなりシンクロするもので、明確にコンセプトが歌われているのも素晴らしい。こちらはまたいずれ機会を見て徹底的に書いていく気もあるんだけどさ、やっぱ始めっから「The Real Me」、、いや、その前の海の音からしてもう最高よ。で、あのベースラインとキースのドラム。これはもう言うことなしでしょ。あ~、かっこいい~!んでもって、こないだ突然リリースされた1996年の「四重人格」再演ライブ
ん、そろそろにしておこうかな。書き過ぎると誰も読まないからなぁ(笑)。とにかく最高にかっこいいロック映画だし、同じテーマでも飽きることのないオリジナルアルバム
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