Greenslade - Spyglass Guest

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 ある種70年代のロックバンドってのは歪んだギターありきというもので、それこそが王道とも思われたが、EL&Pの成功を機にギターレスによるロックの在り方というものも模索され続けてきた。もちろんEL&Pが最初というワケでもなくって、先のマンフレッド・マン・チャプター・スリーにしたってギターレスによるロックを確立していたし、エマーソンで言えばナイスだってそうだろうし、アトミック・ルースターだってそうだ。個人的に言えばギターの入っていないロックなんて…ってのは昔はあったけど、こんだけ色々なアルバムを聴いてしまうと、それがどうした?って気分になるから面白い。十分のハードロックを醸し出しているんだよね、皆さん。それこそが醍醐味だったんだろうが。

 さて、マンフレッド・マン・チャプター・スリーの項でギターレスによるロックバンド、そしてドラムにはアンディ・マッカロックが座っていたってトコロで、自分的には割と好みなアンディ・マッカロックの来歴でも面白いのでは?なんて思って、本日はグリーンスレイドです。凄く好きなバンドで、それこそギターレスなんだけど煌びやかでファーストからず~っと好きなんだよね。んで、アンディ・マッカロックさんのドラムだし、曲は軽快でキラキラしているし、いい流れじゃないですか…ってなことでグリーンスレイド♪

Spyglass Guest Greenslade

 ファースト「Greenslade」セカンド「Bedside Manners Are Extra」は既に本ブログにてレビュー済みなので続いての1974年リリースの三枚目「Spyglass Guest」です。生憎ギターレスバンドなんだけどこの「Spyglass Guest」ではゲスト陣としてクレム・クリムソンを迎えているんだが…、ついでにバイオリンにはグレアム・スミスを迎えているので、一気にコロシアムからハンブル・パイ、VDGGからストリング・ドリブン・シングなどなどへ繋がってしまう…、しかもグリーンスレイド人脈で言えば当然デイブ・グリーンススレイドの経由してきたバンド群とデイブ・ローソンの経由してきたバンド群など併せてたらキリがないくらいのファミリーツリーが出来上がります(笑)。クリムゾンの「リザード」に参加していたアンディ・マッカロックの経歴も踏まえたらそれこそとんでもないツリーだろうね。言い換えればグリーンスレイドというバンドはそれだけの度量を持ったバンドだった、ということだね。

 さて、その三枚目「Spyglass Guest」ではそれまでのロジャー・ディーンによるアートワークから一転してキーフのデザインに変更されている。残っているのはロゴのみ、ってことでジャケットからは中味が想像付かないのだが、まぁ、三枚目だから良いのか。しかしバンド内部ではグリーンスレイドとローソンが対立していたようで、楽曲クレジットもそれぞれ完全に分かれていて、演奏にも参加していないと言う始末。おかげでバラエティに富んだ作品となったのでこれまでとは一線を画したカラフルな作品に仕上がっています。個人的にはやっぱりグリーンスレイドの音色とフレーズセンスが好きだなぁ…。何かねぇ…、明るくときめいてくるような感触が味わえるんだよね。躍動感というのか高揚感が沸いてきてドキドキするっていう感覚。これはファースト「Greenslade」の最初からずっと味わえる楽しみ。ローソンのはちょっとマイナー的というか落ち着いた感覚で、英国らしい~って感じかな。この「Spyglass Guest」ではクレム・クリムソンのギターも入っているけどそんなに目立つ程でもなくって曲に合わせた程度でのプレイだからまぁ、味付けとしては成功でしょ。同じくグレアム・スミスのバイオリンはちょっと目立つが、違和感なく音に馴染んでいる。よほどグリーンスレイドというバンドのツインキーボードだけにこだわったファンでなければカラフルさが増した程度に聞こえるのではないかな。

 大作が減ってる。長くてもデイブ・グリーンススレイドの曲で8分半程度だから、コンパクトな仕上がりだけど聴きやすく、且つ個性を出しまくっているような印象。最後の「Theme For An Imaginary Western」はマウンテンで有名になり、コロシアムの「Daughter of Time」でもカバーしていた曲のようだ。このバンドで演奏されるには違和感のある曲だけど、さすがに好きなんだろうって言う感じがよくわかる…、そりゃ半分以上がコロシアム人脈になってるからな…。

 アルバムとしてはそんな案配だけど突出してグリーンスレイド作品が良いなぁ…。最後から二曲目なんて圧倒的にプログレッシブバンドの姿を打ち出して自由にそしてテンション高くプレイを楽しんでいる様子がわかるもん。トニー・リーブスのベースも走りまくっていてかっちょよい。凄いロックバンド的…と言うか、グリーンスレイドってこういうバンドだよな、って確認できるくらい最高の楽曲。うん、やっぱグリーンスレイドは面白いわぁ~♪



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フレ
Posted byフレ

Comments 5

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papini  

あ、こっち来たんだ(笑
いいねぇ、アタシもこのキラキラしたの好きだわ。

個人的にはこの前のロジャー・ディーンジャケの音盤が好きでよく聴くんだけどさ。
ああ、この音盤ちょっと飛ばしてたかも(コラ
いや、聴いたんだけどね。いい曲入ってたんだけど
なんか散漫じゃない?って思って何回も聴いてないや。

何気なく、グリーンスレイドさんのソロ1作目の方が
よく聴くと思う(笑

2009/09/14 (Mon) 10:31 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>papini嬢

フルート攻めでも良いかと思ったけどもうちょっと後(笑)。んで、お気に入りのバンドに進んだのさ♪ 

ファーストがダントツなんでねぇ…、ただ今冷静に聴いてみるとやっぱり面白かった。バンドの対立ってのも見えたし。次の4枚目でバンド復活!と思ったらまた違う方向だし、なかなか楽しめるバンドです、グリーンスレイド。好きだねぇ。

ソロ作の方…よくは聴かないなぁ(笑)。でも、何となく言いたいことはわかる。流れているっていう意味では(笑)。

2009/09/18 (Fri) 23:37 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>papini嬢

追伸
ソロ作のファーストって映画音楽みたいなのじゃないやつだよね?あそこ自分で順番が逆転んしてるんだ…と過去の自分の記事見てpapini嬢のトコ見て思った(笑)。ソロの最初が見つからない…。

2009/09/19 (Sat) 00:57 | EDIT | REPLY |   
akakad  

これ去年見つけていいなと思いました
Joie De Vivreがすごく美しくて最高でした
鍵盤が華やかなバンドは本当にいいものですね

2014/03/27 (Thu) 22:08 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

鍵盤バンドってあんまり興味ないけどグリーンスレイドは好きですねぇ。華やかって言葉がホントに似合います♪

2014/03/30 (Sun) 20:51 | EDIT | REPLY |   

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