Hedgehog Pie - Hedgehog Pie

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 トラッドフォークの世界とロックフィールドのトラッドフォークとは割と近似しているけどなんとなく線引きがあるように自分の中で分けている気がする…。フェアポートやスティーライってのはもちろんロックフィールドのトラッドバンドなんだけど、やっぱ純然たるフォークギターが中心になっているとトラッドフォークの源流に近いルーツバンドなんだろう、っていう感覚。ロックは進化すべきものだから純然たるトラッドに敬意を払いながらもエレクトリックのロックフィールドを持ち込むっていうのは正しい選択だし、実際に面白いから好きです。もちろんルーツも大事なのでそういうのこそトラッドフォーク、なんだろう。

Live

 さて、もう二十年くらい探しまくっていて今でも手に入れていない幻のアイテム…CDもリリースされていないと思うんだけど、そんなのがまだまだあります。その中でも最高峰に位置しているヘッジホッグ・パイというバンド。そのセカンドアルバム「Green Lady」ってのが欲しいんだけど見たことない。ヤフオクで出てるのを今検索したら出てきたけど、そうでもなかったら見ることないもんなぁ。ヤフオクキライだからやんないし(笑)。おかげで未だ見ぬ幻の名盤、だろう、というか名盤であってほしい(笑)作品は今回置いておいてだ…、ファーストアルバムの「Hedgehog Pie」はこないだ発見したのでようやく聴けたんです。ちょっと前にCD出てたらしいけど、毎日チェックしてないし…。そんでバンド名だけで驚いて狂喜してクリックしたらファーストの「Hedgehog Pie」だった…。あぁ…「Green Lady」聴きたいねぇ~。そういう楽しみもないとアカンでしょ♪

 んで、そのファーストアルバム「Hedgehog Pie」なんだが…、無茶苦茶良いぞ!! フォーク路線が強い感じなんだが、男女ボーカルがバランス良く入っていてさ、しかもアプローチがロックだからフォークだけでなくってフォークをベースにベースもエレキギターもフルートもピアノやフィドルもそこかしこで入ってくる。ただ、ドラムはほとんど入ってこないからそういう意味ではヘヴィロックにはならないんだが、面白い。これはセカンドの「Green Lady」がもの凄く期待できるバンド。シーンに登場したのは1974年なのでちょっと遅咲きなんだけど、良いじゃないですか。かなりケルティックナ旋律が入ってくるのでもしかしたらアイルランド出身者でも在籍しているのだろうか。若干知られた所ではDando Shaftのバイオリン奏者が参加しているらしいが…、ニッチな世界だ(笑)。

 この手のバンドってのはフォークにフルートやフィドルってのが鉄則でして…、いや、良い雰囲気出すんですよ。そんでもってこういう音でフォークギターが録音出来るってのも凄いんだよ。フォークの録音って難しいんだからさ…残響音とかソフトに残さないとカチカチの音に鳴っちゃうからこういう風には鳴らないし。思い入れのあるバンドだけど音自体の接触度はまだまだ低いのでこの季節にこれからヘヴィに流しておきたいねぇ~。そんでヘッジホッグ・パイに運を付けてもらってセカンドアルバム「Green Lady」も発掘できることを期待!

 残念ながら日本のアマゾンではこのファーストアルバム「Hedgehog Pie」も手に入らない状態なのでアメリカのアマゾンへどうぞ。日本で手に入るのはなぜかUK盤のライブアルバムだけらしい。これも知らないなぁ…気が向いたら聴いてみよう~っと。



 しかしYouTubeで検索したら「The Green Lady」の音が山のように出ているじゃないか…、聴きたいけど聴かないぞ…(笑)。

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フレ
Posted byフレ

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