Fresh Maggots - Fresh Maggots

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 一年の中で一番好きな9月が始まってちと嬉しい気がするんだけど実際はそんなこと一切関係なくてあまり楽しいことがここのところ多くない。まぁ、単純につまらないことばかりと言っても良いくらいに面白くない。幸せなのはロック聴いてる時と見ている時と何も考えずに自然と戯れている時くらいで、アルコールも最近は減っている…、いや、単に楽しく飲む相手が減ったと言うだけなのだが(笑)。一人で飲んだくれるほどヒマではないので、そこは全然OKなんだけど、やっぱ接点接触が減るってのは情報量が不足することでもあるし、刺激が減ることでもある。その分メリットもあって自分の時間が取れる、無駄なカロリーを摂取しないで済む、カネを使いすぎないで済む、ってなところだ(笑)。まぁ、いいや、そういう話は。

Fresh Maggots...Hatched

 夏と秋の間に聴くには実に手頃なエキセントリックなアシッドフォークなバンドをご紹介♪ 1971年リリースの唯一のアルバム…だと思うんだけど、Fresh Maggotsの「Fresh Maggots」。今のCDではボーナストラックと何と驚くことにライブバージョンまでも収録しているという代物で、自分のはCDではなくカウンターフィットのアナログだからその辺は聴いてない。どうなんだろ?ライブってかなり面白そうな気がするけど…。CD時代って便利だよね。そんなの発掘できるのも凄いけど、メンバーも今になって新たに印税が入るってのは嬉しい誤算だろうし。

 話逸れてるけど、夏と秋の間に丁度良いってのはですネ、基本アシッドなフォーク一本にアバンギャルドなフォークが重なってきて、そこに面白いことに思い切りマイルドに歪んだエレキギターがすんなりとトーンを損ねずに入ってきてエキセントリックなオブリガードなソロをカマしてくれるんですよ。そういう曲ばかりの二人組のユニットです。Fresh Maggots以外にこういう音を出しているバンドってのは凄く少ないだろうし、ほぼいないと思う。誰でも考えつきそうなんだけど、なかなかここまで思い切りできる人達はいないね。レコーディング技術の巧さもあるのかもしれないけど、この一体となったトーンは素晴らしい。しかもこのサウンドを奏でているのはキーフの美しいトーンのジャケットに包まれた二人の青年…19歳だとか…、の二人って、凄い。RCAからのリリースってのも期待を背負っていたような気もするけど、これで二人とも消え去ってしまった…。

 アシッドフォークな世界って色々あるけど、これほどシンプルにアシッドしてるのも珍しい。活動を続けても多分途中で消えたとは思うが、この一枚のアルバムはかなりの秀作として記録されているだけあって、大変よろしい。どこからどう取っても英国の雰囲気が出ているってのも素晴らしいし、楽器の音が少ないのも自身の表れか。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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いたち野郎  

下で紹介されたインクレディブル…は個人的に積極的に聴くことが少ないんですが、フォークサイケでもやや霞みがかったこのfresh maggotsはお気に入りです。僕も手持ちはカウンターフィット盤です(笑)
アバンギャルドなのに耳心地がよくて、結構いけますね。不思議なアルバムです。

2009/09/02 (Wed) 01:57 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>いたち野郎さん

お~、カウンターフィット盤仲間がいましたか(笑)。ちょっとジャケがボヤけてる気がするけど良いでしょう、うん。中味が聴ければ。って不思議な音だよね、これ。何回流してもイケルってのもこれまたよろし♪

2009/09/04 (Fri) 00:13 | EDIT | REPLY |   

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