The Incredible String Band - The Hangman's Beautiful Daughter

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 似たようなバンド名だと割と混同してレコードやCDを買ってきてしまうことも昔は結構あって、ただそれでもそこまで名前が似ていなかったことで救われていたのがThe Incredible String Bandというバンドで、前述のString Driven ThingとはまぁStringだけしか共通していないのでバンド名が被ることはなかったけど、どっちがどんなバンドだっけ?ってのはちと混乱したこともある(笑)。音を聴いてしっかり認識していれば全然異なるのでそんな混乱はないだろうが、まぁ、探している段階だとしょうがない、ってことで。

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 そのインクレディブル・ストリング・バンドの三枚目「The Hangman's Beautiful Daughter」だが1968年頃のリリースなのかな。英国フォーク界では有名なジョー・ボイドさんプロデュースによるバンドってことで知名度は少々あるのではないかと…。そしてこのジャケットも結構見られたりすることもあるんだけど、オリジナルの英国盤は裏面にあるメンバー二人の写真の方だそうで、オリジナル盤まで探したことのない自分はあまり認識していないけれど、こっちの方が味のある雰囲気が出ているってのもある。

 中身はですねぇ…、フォークです。もちろん。ただし相当アシッドな雰囲気の漂うフォークでして、シタールやらタブラやらと変わった楽器がいっぱい鳴っているのでどこの国の音?ってくらいに不思議なサイケでアシッドなフォーク。ただ、ドラッグ系ではないような感じもするのは知性を感じられるから?いや、これに知性を感じるってのはヘンだろうけど、かなり練られてるもん。そういうスジ論がしっかりしてるから音としても飽きずに聴けるという面白さがあるんじゃないか。これだけ煌びやかなのに「SGT.Peppers...」的にならなかったのはクールなセンスではないかと思うし、どちらかと言えば「Satanic...」的な雰囲気だね。しかしまぁ、愉しい音を出していて、中には13分強にも及ぶ組曲まで入ってる。やっぱりその辺の影響は受けているな(笑)。

 まだまだ実はあんまりきちんと聞き込めていないバンドでもあって、深く書ききれない。なかなか見つからなくて、一番集めていた時期には手に入れてなかったのでかなり後になって聴いたアルバム、っつうかバンドなんだよね。だからちょっと記憶から遠ざかっていて、今回また聴いてみたってトコなのでちょっと思い入れも浅いしな…。ま、それでもまた聴く機会があっただけ良かった(笑)。

 そういえば、今年40周年記念と話題になっているウッドストックにも出演していたらしい…、記憶にないのか映画には出ていないのか今回リリースされたのか調べきってないけど、そういうバンド。さぞや雰囲気にはマッチしたことだろう…。



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フレ
Posted byフレ

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