Comus - To Keep From Crying
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アコースティックという楽器の持つ多様性というか深さってのもまた不思議なモノで、一般的にはアコースティックと言えばもちろんフォークな曲でして、うん、まぁ日本だとコードを鳴らしながら歌うフォークギターみたいなイメージか?アコースティックと言うからもうちょっと煌びやかかもしれないけど、まぁ、そんな印象だ。ところがここ最近聴いている音楽なんかも基本アコースティックでして、それがどれもこれも全く異なるカラーを聴かせてくれるってのが面白い。中でも最極右なコーマス♪見事なまでのセカンドアルバム「トゥ・キープ・フロム・クライング」がこれですね。

1974年リリースの作品だけど、ファースト「ファースト・アタランス」が1970年リリースなので4年経過してからのセカンド「トゥ・キープ・フロム・クライング」。ただし当時のメンバーは三人残っている程度でその他はなんとも驚くことに…というか自然っちゃぁ自然なんだけど、Henry Cow、Gong、Esperantoの面々からチョイス。ヴァージンレーベルからのセカンドアルバム「トゥ・キープ・フロム・クライング」ってのもあって、その辺のメンツで気が合いそうなのが連んだ作品って意味合いも強いね。ただしコーマスってのはアコースティックな狂気を前面に出すバンドだったからその路線は基本的には変わらず鋭利なセンスは放っているし、狂気も大人になったけど相変わらず健在。ただし音楽性はヴァイオリンやフルートが欠落しているためヒステリックな狂気が鳴りを潜めてしまい、その分本質的な狂気が顔を覗かせているという感じか。この世界ってのはピンク・フロイドでは出来なかったもので、アングラな世界ではいくつか聴けるセンスだったけど、その最極右であるね、コーマスは。そんな音が詰め込まれている。
どうしてもファースト「ファースト・アタランス」と比べてしまうんだけど、別物として捉えて聴けばかなり異色で鋭利な作品で、アシッドとかフォークとかいわゆるポップ性ってのはあまり見られない。が、ファースト「ファースト・アタランス」に比べてみれば圧倒的にポップ性は高い。スラップ・ハッピー的なポップさを持ち合わせているし、メジャーどころではケイト・ブッシュと共通する狂気が存在しているのも鋭いセンス。ヴァージンならではの音色とバンドってのもこの時期の特色で面白い。非常~に面白い。二枚しか出ていないバンドで、何回も聴いているんだけど今でも制覇しきれていないバンドだと思う。何か難しいというのか多分正常値で聴いているから理解の幅が決まってしまうんじゃないかと。ある程度トリップしてたら理解度は凄く早いのかもしれないけど、そうもいかないしさ(笑)。だからこの作品の奥底にある世界は共有できていないのかもしれない。とは言え、非常~に面白いし新鮮斬新な世界が聴けることには間違いない作品♪
そういえば同系統の不思議なバンドにTea & Symphonyってのもハーヴェストから出ていて…、これも面白いくらいの狂気だったんだけど自分の部屋内で見つからない…、どこにあるんだろ?


1974年リリースの作品だけど、ファースト「ファースト・アタランス」が1970年リリースなので4年経過してからのセカンド「トゥ・キープ・フロム・クライング」。ただし当時のメンバーは三人残っている程度でその他はなんとも驚くことに…というか自然っちゃぁ自然なんだけど、Henry Cow、Gong、Esperantoの面々からチョイス。ヴァージンレーベルからのセカンドアルバム「トゥ・キープ・フロム・クライング」ってのもあって、その辺のメンツで気が合いそうなのが連んだ作品って意味合いも強いね。ただしコーマスってのはアコースティックな狂気を前面に出すバンドだったからその路線は基本的には変わらず鋭利なセンスは放っているし、狂気も大人になったけど相変わらず健在。ただし音楽性はヴァイオリンやフルートが欠落しているためヒステリックな狂気が鳴りを潜めてしまい、その分本質的な狂気が顔を覗かせているという感じか。この世界ってのはピンク・フロイドでは出来なかったもので、アングラな世界ではいくつか聴けるセンスだったけど、その最極右であるね、コーマスは。そんな音が詰め込まれている。
どうしてもファースト「ファースト・アタランス」と比べてしまうんだけど、別物として捉えて聴けばかなり異色で鋭利な作品で、アシッドとかフォークとかいわゆるポップ性ってのはあまり見られない。が、ファースト「ファースト・アタランス」に比べてみれば圧倒的にポップ性は高い。スラップ・ハッピー的なポップさを持ち合わせているし、メジャーどころではケイト・ブッシュと共通する狂気が存在しているのも鋭いセンス。ヴァージンならではの音色とバンドってのもこの時期の特色で面白い。非常~に面白い。二枚しか出ていないバンドで、何回も聴いているんだけど今でも制覇しきれていないバンドだと思う。何か難しいというのか多分正常値で聴いているから理解の幅が決まってしまうんじゃないかと。ある程度トリップしてたら理解度は凄く早いのかもしれないけど、そうもいかないしさ(笑)。だからこの作品の奥底にある世界は共有できていないのかもしれない。とは言え、非常~に面白いし新鮮斬新な世界が聴けることには間違いない作品♪
そういえば同系統の不思議なバンドにTea & Symphonyってのもハーヴェストから出ていて…、これも面白いくらいの狂気だったんだけど自分の部屋内で見つからない…、どこにあるんだろ?
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