The Who - A Quick One
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レッド・ツェッペリンというバンドの経緯ってのは割と有名な話だけど、その手前の小話ってのはどうだろ?まぁ、知られている話だろうけど、きっかけはジェフ・ベックのセッションだったりしたらしい。ベックのファースト「Truth」に収録している「Beck's Bolero」ってのが母体でして…。ちなみにそのセッションのメンツはドラムにキース・ムーン、ベースにジョンジー、ギターにジミー・ペイジとベック、ピアノにニッキー・ホプキンスってなトコだ。凄いよね。この頃The Whoは一端解散していて、ジョン・エントウィッスルとキース・ムーンは一緒に何かやるか、みたいなことでして、ジミー・ペイジはジョンジーをスタジオセッションで知ってたから、後は歌かな、ってトコで、そこはクリス・ファーロウって話だったけど当時既に名が売れていたクリス・ファーロウは不参加、そこへThe Whoがレーベルから再度集まってやれ、みたいなことになって出戻り、残されたジミー・ペイジはツェッペリン結成へと向かうということだ。

A Quick One
そんなザ・フーが一端解散した後にリリースしたアルバムってのが1967年のセカンドアルバム「ア・クイック・ワン」。まぁ、この解散劇ってもあまり知られてないだろうし、ロジャーのケンカっ早いクセがなくなったら、ということで再度スタートしたものらしいので、若気の至りってとこだろう。その割には各メンバーが作った作品が粒揃いに並んだ秀作アルバムで、面白い仕上がり。ピートのワンマンぶりは全く出てこなくて曲作りの好きではないキース・ムーンやジョン・エントウィッスルも初の作曲をしている。もちろんロジャーも同じくだが、そういうアマチュア的な音ってのもバンド自体に勢いがあったかた許されたアルバムとも云えるか(笑)。どの曲聴いても演奏派手でしょ、これ?ポップでキャッチーなのも全員のセンスでして、唯一実験的な取り組みをしていたのはもちろんピート・タウンジェントのタイトル曲「ア・クイック・ワン」という組曲…ロックオペラのみだ。他は冗談に近い(笑)。
とは云え、良い曲が多い。ジョンがその場で口ずさんだメロディから無理矢理作った「ボリスのくも野郎」とかサーフロック好きなキースの趣味丸出しの「I Need You」、ピートの初期の傑作「So Sad About Us」なんてのはどれもかっこよくて好きだ。何回も聴いたなぁ、このアルバムは。最初ザ・フーなんてこんなのばっかでどこがハードロックの王者なんだ?と思ってたけどさ、こういうのもその内良くなってくるってのは面白いでしょ。よくよく聴いているとどれも一筋縄ではいかないヒネりがあるんだよ(笑)。
いまでは10曲くらいのおまけ付きが当たり前でア・クイック・ワン~コレクターズ・ボックスなんてのもリリースされてて、えらく拡張されているキライがあるけど、やはり最初はオリジナルなままで聴くべし。30分強くらいのアルバムでコンパクトに何回も聴くってのがあって、初めてボーナストラックが楽しめるってなもんだ。そこからモノステ違いとかバージョン違いとかあって、ようやくこのボーナストラックの価値に歓びを見出して聴く方が楽しいけどな。ま、いいけど(笑)。



そんなザ・フーが一端解散した後にリリースしたアルバムってのが1967年のセカンドアルバム「ア・クイック・ワン」。まぁ、この解散劇ってもあまり知られてないだろうし、ロジャーのケンカっ早いクセがなくなったら、ということで再度スタートしたものらしいので、若気の至りってとこだろう。その割には各メンバーが作った作品が粒揃いに並んだ秀作アルバムで、面白い仕上がり。ピートのワンマンぶりは全く出てこなくて曲作りの好きではないキース・ムーンやジョン・エントウィッスルも初の作曲をしている。もちろんロジャーも同じくだが、そういうアマチュア的な音ってのもバンド自体に勢いがあったかた許されたアルバムとも云えるか(笑)。どの曲聴いても演奏派手でしょ、これ?ポップでキャッチーなのも全員のセンスでして、唯一実験的な取り組みをしていたのはもちろんピート・タウンジェントのタイトル曲「ア・クイック・ワン」という組曲…ロックオペラのみだ。他は冗談に近い(笑)。
とは云え、良い曲が多い。ジョンがその場で口ずさんだメロディから無理矢理作った「ボリスのくも野郎」とかサーフロック好きなキースの趣味丸出しの「I Need You」、ピートの初期の傑作「So Sad About Us」なんてのはどれもかっこよくて好きだ。何回も聴いたなぁ、このアルバムは。最初ザ・フーなんてこんなのばっかでどこがハードロックの王者なんだ?と思ってたけどさ、こういうのもその内良くなってくるってのは面白いでしょ。よくよく聴いているとどれも一筋縄ではいかないヒネりがあるんだよ(笑)。
いまでは10曲くらいのおまけ付きが当たり前でア・クイック・ワン~コレクターズ・ボックスなんてのもリリースされてて、えらく拡張されているキライがあるけど、やはり最初はオリジナルなままで聴くべし。30分強くらいのアルバムでコンパクトに何回も聴くってのがあって、初めてボーナストラックが楽しめるってなもんだ。そこからモノステ違いとかバージョン違いとかあって、ようやくこのボーナストラックの価値に歓びを見出して聴く方が楽しいけどな。ま、いいけど(笑)。
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