



ボウイって売れる前は結構なロックバンドだったんだけど、一般的になってからはもちろん音楽的には発展しているんだろうけど別に好みじゃないし、このブログの今の流れには全く乗らないハズなんだけど、初期のボウイがあるから一応そこまでのボウイってことで書いてみよう。彼等を知ったのは
三枚目のアルバム「ボウイ」
がリリースされた頃だったんだけど、それよりも
ファースト
や
セカンド
の方が全然かっこよくってね。当時布袋氏は確か
オート・モッド
とペッツっていうバンドとボウイを掛け持っていて、そんな浮気性のヤツなんざ大したことないな、なんて思ってたんだけど見事に自分が一番力を入れていたバンドが大成したのかな。その辺よく知らないけどさ。
で、その
ファーストアルバム「モラル」
が結構キャッチーなくせにパンキッシュなロックで面白かった。「イメージ・ダウン」なんて挨拶代わりにはピッタリの音で、確か後期までライブで残っていたんじゃないかな。このファーストでダントツの出来映えは音楽的には「No N.Y」だろうね。まぁ、ロック的って言うのでもないんだけど、氷室さんの声質が見事に合っているってのがいいかな。でも個人的に好きなのは「モラル」だっけ?歌詞がひねくれてて良いんだよ。「人の不幸が大好きさ、そいつを知ったとき俺はにやっと笑っちまった」なんてさ、普通書かないし、考えないし、でもそんなのをモロに言えるって面白いバンドって思ったもんね。だけど、それ以上にこのバンドの場合は
セカンドアルバム「インスタント・ラブ」
の方が面白い。ファーストから二人消えて4人になってからのアルバムで、その分ハジけてとんがっていてパンキッシュかつキャッチーになっているので以降のボウイの方向性とスタイルの片鱗は見え隠れしているんだけど、それが売れるかどうかは別としてかなり独自性の高いサウンドであることは確か。ちょっと甘ったるいのがあるのもこのバンドの特徴かな。
次の
サード
あたりからはちょっと好みでなくなってきて、その後
「Just A Hero」
で大ブレイクした頃は見向きもしなかったのでよく知らないんだけど、少なくとも初期ボウイはロフト系バンドの一角だったし、その辺のバンドとのデッドヒートを繰り広げていた部分があった。今となっては色眼鏡で見てしまう部分はあるけど、まあ、みんなが憧れるヒーローになったんだからきっと良いことなんでしょう。多分ね、本人達が一番わかってるんだろうなと思う。そして多分、勝ち組(笑)。そういうロックもあるさ♪
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