Queen - Sheer Heart Attack
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オーソドックスなロックが聴きたいっ!しかもガッツリと心に馴染むものであまり激しくないもの…、でもロックじゃないと…ってな時にやっぱコレかな、と。もちろん英国からのチョイスしかないんだけど、かと言ってやっぱハード路線から崩れるのもねぇ~、ってことで意外と聴いていなかったアルバムを久々に♪クイーンの中でもあまり通して聴いたことが多くないアルバムでして…、多分「Queen II」と「A Night at the Opera」の間ってのもあるし、初っ端の「Brighton Rock」のイメージが実はあまりよろしくなかったんです。

The Singles Collection
クイーンの1974年リリースの三枚目「Sheer Heart Attack」です。好きなクイーンの中で、しかも最初期の70年代クイーンの中でもあまり聴き込んでいなかったってのも多分昔はこの軽さが好きじゃなかったから、ってのが大きい。多分。今聴くと、なんて凄いバリエーションに富んだクイーンらしい楽しさを凝縮したアルバムなんだ、と感動したんだけど(笑)。いや、もちろん何十回となく聴いたアルバムだし、名曲やライブでの楽曲も入ってるから知ってるんだけどさ…、こんなに何つうのか…、煌びやかでおもちゃ箱みたいな音が詰め込まれたアルバムだっけ?って感じ。もうちょっと違う印象だったんだよね。だから再度驚いた。まぁ、思い切りリマスター盤聴いたからってのもあるけどさ。
最初の「Brighton Rock」の印象が悪いってのはどうしてもライブでのブライアン・メイのそれほど楽しくもないギターソロが見せ場となっているからってのがあるなぁ。ところが、こうしてCD聴き直すと、冒頭からメランコリックなパレードか何か遊園地的な楽しいBGMから軽やかにいやらしくもないギターのリフが入ってきて、しかもフレディの裏声?みたいな到底フレディとは思えない歌声がしばらく聞けるというものでして…、うん、完全に忘れてた(笑)。音の軽さも顕著なので、全然印象違うな…。あまりにもライブの音を聴き過ぎたんだろうと自分でも思い直した。それは「Now I'm Here」や「Stone Cold Crazy」なんかも同じで、こんなに軽やか?みたいなね。
しかし、「Killer Queen」のフレディの才能の開花ってのは凄いわ。音楽家って感じで全開していて、ジミヘン好きなギタリストのブライアン・メイは無理矢理ギターを入れてクイーンらしい楽曲にしているって感じが出ててさ、それはもうフレディの楽曲全てがそうなんだけど、それでもクイーンらしいコーラスワークと独自のギターの音色で頑張ってる。うん、やっぱりそういう意味ではバンドの深さが出てきているし、どんな曲でもモノにするっていうのは正に絶頂に登り詰めている時期ならではの楽しみ。しかしフレディの才能…「Lily Of The Valley」とか「In the Lap Of The Gods」なんてのにはもう見事に現れていて、別にクレジット見て確認したワケじゃないけど、多分フレディ作曲だと思う。
ここの所色々なバンドを聴いていたし、色々なジャンルもかじってたけど、久々にこういうの聴いたらやっぱり70年代の黄金期のロックバンドに一気に戻っちゃうよ。全然レベルが違うんだもん、今のバンドと。アイディアもアレンジもアルバムに対する取り組みも、もちろん録音技術も違うから音が大切に扱われているってのもあるし、逆に凄く実験的ってのもあるけどさ、とにかく凝ってる。クイーンだから、ってのはもちろんあるけど、こういうのがロックバンドの美しい姿ですよ。ジャケット写真はかなり頂けないというギャップもクイーンらしいが(笑)。
ほんとはクイーンだってさ、まだまだ歌詞を追求していくとか、ブライアンのギターにしても何本入っているのかとか色々と追求しがいがあるんだよね。この「Sheer Heart Attack」というアルバムでは実はジョン・ディーコンのベースラインも相当に面白くて「Killer Queen」ではそのベースラインのいやらしさが思い切り出ている。ロジャーのドラムも良い感じでロールが鳴ったりするし、バラエティに富んだアルバムなだけあって色々な楽しみが出来る作品。それでいてクイーンばりの構築美によるアルバムの一体感ってのも実現しているのも面白い。
そしてアルバムタイトルとなった「Sheer Heart Attack」は「News of the World」に収録されることとなったのもこれまた面白いセンス♪



クイーンの1974年リリースの三枚目「Sheer Heart Attack」です。好きなクイーンの中で、しかも最初期の70年代クイーンの中でもあまり聴き込んでいなかったってのも多分昔はこの軽さが好きじゃなかったから、ってのが大きい。多分。今聴くと、なんて凄いバリエーションに富んだクイーンらしい楽しさを凝縮したアルバムなんだ、と感動したんだけど(笑)。いや、もちろん何十回となく聴いたアルバムだし、名曲やライブでの楽曲も入ってるから知ってるんだけどさ…、こんなに何つうのか…、煌びやかでおもちゃ箱みたいな音が詰め込まれたアルバムだっけ?って感じ。もうちょっと違う印象だったんだよね。だから再度驚いた。まぁ、思い切りリマスター盤聴いたからってのもあるけどさ。
最初の「Brighton Rock」の印象が悪いってのはどうしてもライブでのブライアン・メイのそれほど楽しくもないギターソロが見せ場となっているからってのがあるなぁ。ところが、こうしてCD聴き直すと、冒頭からメランコリックなパレードか何か遊園地的な楽しいBGMから軽やかにいやらしくもないギターのリフが入ってきて、しかもフレディの裏声?みたいな到底フレディとは思えない歌声がしばらく聞けるというものでして…、うん、完全に忘れてた(笑)。音の軽さも顕著なので、全然印象違うな…。あまりにもライブの音を聴き過ぎたんだろうと自分でも思い直した。それは「Now I'm Here」や「Stone Cold Crazy」なんかも同じで、こんなに軽やか?みたいなね。
しかし、「Killer Queen」のフレディの才能の開花ってのは凄いわ。音楽家って感じで全開していて、ジミヘン好きなギタリストのブライアン・メイは無理矢理ギターを入れてクイーンらしい楽曲にしているって感じが出ててさ、それはもうフレディの楽曲全てがそうなんだけど、それでもクイーンらしいコーラスワークと独自のギターの音色で頑張ってる。うん、やっぱりそういう意味ではバンドの深さが出てきているし、どんな曲でもモノにするっていうのは正に絶頂に登り詰めている時期ならではの楽しみ。しかしフレディの才能…「Lily Of The Valley」とか「In the Lap Of The Gods」なんてのにはもう見事に現れていて、別にクレジット見て確認したワケじゃないけど、多分フレディ作曲だと思う。
ここの所色々なバンドを聴いていたし、色々なジャンルもかじってたけど、久々にこういうの聴いたらやっぱり70年代の黄金期のロックバンドに一気に戻っちゃうよ。全然レベルが違うんだもん、今のバンドと。アイディアもアレンジもアルバムに対する取り組みも、もちろん録音技術も違うから音が大切に扱われているってのもあるし、逆に凄く実験的ってのもあるけどさ、とにかく凝ってる。クイーンだから、ってのはもちろんあるけど、こういうのがロックバンドの美しい姿ですよ。ジャケット写真はかなり頂けないというギャップもクイーンらしいが(笑)。
ほんとはクイーンだってさ、まだまだ歌詞を追求していくとか、ブライアンのギターにしても何本入っているのかとか色々と追求しがいがあるんだよね。この「Sheer Heart Attack」というアルバムでは実はジョン・ディーコンのベースラインも相当に面白くて「Killer Queen」ではそのベースラインのいやらしさが思い切り出ている。ロジャーのドラムも良い感じでロールが鳴ったりするし、バラエティに富んだアルバムなだけあって色々な楽しみが出来る作品。それでいてクイーンばりの構築美によるアルバムの一体感ってのも実現しているのも面白い。
そしてアルバムタイトルとなった「Sheer Heart Attack」は「News of the World」に収録されることとなったのもこれまた面白いセンス♪
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