Iron Maiden - Flight 666

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 まったくヘヴィメタルな一ヶ月…、いや、数ヶ月を過ごしている気がしてさすがにもういいかなぁ~と思いつつも、どうにもストレスからか激しいのが聴きたくなってしまうんだろうな、と。まぁ、纏めて聴いていた新作群がこぞってメタル系ってのも問題なのだが、往年のバンド群のリイシューや音質アップ盤や紙ジャケってのも別にそれほど欲しいとも思わないし、発掘音源なんかがゾクゾクと出ればちょっとは気になるけど、それでもやっぱりねぇ…。となるとなかなか興味をそそるモノってのが少なくなってきて、旧譜へ、ってなことになるんだけどその前に、コイツ!

フライト666 リミテッド・エディション [DVD] 死霊復活 [DVD]

 正にドキュメンタリーDVDの傑作とも云えるアイアン・メイデンの「フライト666」だ。ボーカルのブルース・ディッキンソンが操縦するボーイングに乗ってバンドがワールドツアーを行った模様を記録したドキュメンタリーでして、これがまたあちこちで好評を博しているという代物。2008年に日本にも来て、そのライブを見に行ったので余計に思い入れが強いのかもしれないが…。うん、このドキュメンタリーの中でもアイアン・メイデンが日本にはかなり特別な思いを持っていることがよくわかるし、あぁ、そうだったなぁ~と思い出してしまった。オープニングから燃えたなぁ…とかさ(笑)。

 んでもってこの「フライト666」は世界中を旅した記録だからライブそのものは断片的だったりするけど、当地当地での模様が凄く土地柄が溢れていて、それが文化を象徴するようで面白い。やっぱりね、南米の熱気ってのは驚異的だし、アイアン・メイデンがもう神寸前にまで崇められているっていうのもね、凄い。熱狂的なんだ、これがまた。そういうのを見れるのも楽しみで、ライブそのものはディスク2で楽しめば良いのでやっぱ映画としての「フライト666」を楽しむべし。

 面白いのはリーダーでもありアイアン・メイデンそのものでもあるスティーブ・ハリスがドキュメンタリーにはほとんど絡んでこないというところかな。専らドラムのニコやブルース、デイブあたりが話していることが多いしカメラにもよく映っている。もっともスティーブ・ハリスは多忙ってのもあるんだろうけどね。逆にバンドの経営っていうか役割ってのが浮き彫りにされたかなぁ…。ステージだけなら全然気にならないけどバックステージや日常を映し出すとそれぞれの仕事上の立場ってのが出てくるもんね。

 そんなのもあるけどあっという間に見終えてしまったくらい短く感じるけど2時間弱はあるんだよね?うん、面白いドキュメンタリー映画だった。またしばらくアイアン・メイデン聴こうかな(笑)。あ、「死霊復活」のDVDも見なきゃ…。



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フレ
Posted byフレ

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くろめがね  
メイデンは

こんにちは。トラバからやってまいりました。
日本以外でのメイデン人気はどうもものすごいものがあるみたいですね。
私はどーしても、"Number of Beast" とか"Piece of Mind" とか"Power Slave"とか昔のが染みついてる感じです。

2009/06/28 (Sun) 14:07 | EDIT | REPLY |   
ドイツ特派員  
今が黄金期かも

まいどです。

去年の幕張でのライブが凄くて、もうチビるくらいかっちょいい訳ですよ。メタル聴いててMaidenとJudasのライブには2005年まで行っていなかった間抜け野郎なんですが、死ぬまでにこの二つのバンドのライブが見れたので、一応メタルヘッドとして死ねるってもんです。臓器提供カードも作ったし(笑)。

それにしてもブルースですな。「お前、今から声が絶頂期か?」てなもんで、飛行機飛ばすわ歌は飛ばしまくりですげーわ、良い人生だと思うであります。

2009/06/28 (Sun) 22:03 | EDIT | REPLY |   

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