Lacuna Coil - Shallow Life

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 アメリカを制したイタリアのバンドってこれまで多くはなかったハズで、70年代のイタリアンプログレ全盛期であれば日本とかでも人気はあるんだけど、それ以降ではなかなか耳にすることはなかった。そんな中でゴシックメタルと云われるジャンルの一端としてラクーナ・コイルが出てきて、3作目「Comalies」からワールドワイドな展開に成功して前作「Karmacode」では思い切りメジャーブレイク。そこで次なる新作に期待が高まっていたところにリリースされた5枚目の「Shallow Life」。

Shallow Life Karmacode


 このバンドのジャケットセンスってよくわかんないんだけど、いつも何かを象徴するアイテムに視線が向かうようなものが多い。ちょっとセンスが違っていて面白いなとは思うが。そして肝心の音世界だが、最早ゴシックメタルバンドという形容詞は全く相応しくなくって、一般化されたメタルサウンドに男女ボーカルが二人在籍しているバンドというような感じでして、ゴシック色はほぼ皆無。もっとも初めからラクーナ・コイルの場合はゴシック色が強かったわけじゃないからバンド的には特に変化したワケでもないんだろうけどね。

 「Shallow Life」は基本的に3作目「Comalies」以降の「Karmacode」と同じ路線と曲調で完成度はもちろん高くなっている。ラクーナ・コイルの特徴でもある重低音を基本とした音の中に男女ボーカルを上手く組み合わせて世界観を創り上げている姿勢は変化ないけど、細かくはアレンジの緻密さに出てきていたり、ちょっとした効果音的なところで上手くなっていたりするかも。それと男女二人の歌うシーンをかなり均等に割り振った感じで、楽曲的にドラマティックさを狙うとかではなくってごくごく自然に男女ボーカルが入ってくる感じ。多分、曲を作る側もそういう二人の歌い手というのを自然に認識して作っているからか、対比法による曲が当たり前に出てくるのが面白い。今のところこういうバンドはラクーナ・コイルだけと云ってもよい状態なのでそういうところでも面白さは増しているね。

 ただ、ちょっと…。うん、何か飽きる(笑)。「Comalies」「Karmacode」が持っていたテンションの高さっつうのか、気迫ってのに欠けている感じでさ、もちろん成功した後のアルバムだからレベルは高いんだけどロック的にはやっぱり悲愴感や切羽詰まり感から来る迫力ってのが欲しいなぁと。ライブ見ればまた変わるんだろうけど、ちょっとそういうのが少なくなってきてアルバム一枚聴くテンションが持たない。まだ聞き込みが足りないからかもしれないけどさ。



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フレ
Posted byフレ

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