The Agonist - Lullabies for the Dormant Mind

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ララバイズ・フォー・ザ・ドーマント・マインド

 2009年の新譜…っつうかここ最近リリースされたものだけでも山のようにあるので、どうすっか~ってな状況に変わりはない。新しいバンドを追うからそうなるし、往年の古き良きバンドばかりを聴いていれば別にそれほど忙しいワケではない。まぁ、それも飽きるので新しい世界を開拓しているんだけどね、いやぁ、ゴシックメタルの進化も凄くて、まだ何年かしかハマってないけど、それでもどんどん進化している。サウンドの進化ってのはこんなにも進むモノかって思うくらいに多数の国の多数のバンドが有象無象と出てきてトライしているのもこれまた愉し。もっともほとんどが残らないだろうってのを見越す事は簡単だが。

 The Agonist=ジ・アゴニストっつうカナダ出身のバンドあたりから進めよう。こないだ出した「ララバイズ・フォー・ザ・ドーマント・マインド」がセカンドアルバムだそうで、2007年リリースのファーストアルバム「Once Only Imagined」はまだ聴いていないけど、今回の「ララバイズ・フォー・ザ・ドーマント・マインド」はかなり進化したセカンドアルバムって事で評判がよろしいのとジャケットが何となく~って気がしたので聴いてみました。

 「スリップノット+ゴシックメタル+お姫様の歌声」ってとこで、こんなのもカナダから出てくるのか、と驚くがカナダだけあって骨がある部分はアメリカとの違いを感じさせてくれるし、もちろんヨーロッパのバンドとも違う。それは分かるが、何せ凄い組み合わせだ…。メインボーカルはアリッサ嬢という紫色の長い髪でアニメのファンタジー世界から出てきたような格好で艶めかしく美しい歌声を聞かせてくれるので、メロメロって人も多いんだろうけど(笑)、なんせ音に驚く。ジャケットの神秘性に惹かれて美しくも激しい音世界かと思っていたら、超スピードメタルのデス系のノイズの中で歌姫が歌っているワケだよ。デス声も半分くらいを占めているので、なかなかキツイが、それよりもスラッシュメタル以上のスピードのメタルで、多分これ以上は速く出来ないだろうってくらいのもんだ。巧さはさすがなんだけど、聴いていると疲れる(笑)。やっぱり慣れてもこれはキツイ(笑)。

 そんな事なので楽曲の云々ってのは何とも言えないけど、まぁ、ドラマティックに頑張っているというよりはストレートなデスメタルに近いんだろうと…、3曲くらいで限界だったなぁ…、ちょっと趣味じゃなかった。





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フレ
Posted byフレ

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