Tygers Of Pan Tang - Spellbound
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ギターヒーローがどんどん出てきた時代だった…と云うよりもギタリストがとにかく目立ってかっこよくって花形だった。煌びやかで華があってさ…。NWOBHMのシーンそのものはクラブやライブハウスのアングラな所で繰り広げられていた、ほとんど陽の当たらない世界ではあったけどそこから出てきたヒーローは眩しいほどに輝いていた。その中の一人がジョン・サイクスだろう。シン・リジィの「Thunder and Lightning」に参加した最後のギタリストとしての側面が強いんだけどNWOBHMから見ればそれは過去との融合でしかなくてあくまでもタイガース・オブ・パンタンのジョン・サイクスなワケだ。

ジョン・サイクスが参加したタイガース・オブ・パンタンの三枚目の作品「Spellbound」は凄い名盤として語られているし、実際に聴いてみるとこれがまた凄いんだな。今でも通じるレベルの高さと疾走感と泣きのギター。結局こういうのこそがHR/HMの原点だし、70年代から続く英国ハードロックの歴史の生き証人なのかもしれない。そして何よりも聴いていて思うのは日本でもシーンを形成していた1980年代前半のヘヴィメタムーブメントで聴かれたサウンドはほとんどこのタイガース・オブ・パンタンの「Spellbound」に近い世界なワケで、真似していたとかではなく同じようなものを聴いて影響を受けて自分達でプレイしたらほとんど同じような泣きのセンスだったりハイトーンの歌い方だったりギターヒーローになるべくギターを弾いたり、疾走感溢れるセンスになったんだと思う。英国人と日本人のセンスが似ているってことかもね。
さて、この「Spellbound」だが…、全く疾走感溢れる作品だしジョン・サイクスも弾きまくっているし、何よりもギターサウンドが心地良いのとボーカルのジョン・デリルの歌声がハジけていて気持ち良いってのが一番。こんだけ疾走しているアルバムもあまりないので、そういう心地良さもあるね。キャッチーだけど全然キャッチーじゃなくって疾走している…。かっこよいな。ちょっと軽く感じる部分はあるけど、それがないとここまで走れないからしょうがないかね。しかしまぁ、聴いていて恥ずかしい部分はいくつかあるもののどのバンドにも到達できなかったひとつの金字塔をブチ上げた作品であることは確か。聴いてみるとちょっと驚くよ、これ。


ジョン・サイクスが参加したタイガース・オブ・パンタンの三枚目の作品「Spellbound」は凄い名盤として語られているし、実際に聴いてみるとこれがまた凄いんだな。今でも通じるレベルの高さと疾走感と泣きのギター。結局こういうのこそがHR/HMの原点だし、70年代から続く英国ハードロックの歴史の生き証人なのかもしれない。そして何よりも聴いていて思うのは日本でもシーンを形成していた1980年代前半のヘヴィメタムーブメントで聴かれたサウンドはほとんどこのタイガース・オブ・パンタンの「Spellbound」に近い世界なワケで、真似していたとかではなく同じようなものを聴いて影響を受けて自分達でプレイしたらほとんど同じような泣きのセンスだったりハイトーンの歌い方だったりギターヒーローになるべくギターを弾いたり、疾走感溢れるセンスになったんだと思う。英国人と日本人のセンスが似ているってことかもね。
さて、この「Spellbound」だが…、全く疾走感溢れる作品だしジョン・サイクスも弾きまくっているし、何よりもギターサウンドが心地良いのとボーカルのジョン・デリルの歌声がハジけていて気持ち良いってのが一番。こんだけ疾走しているアルバムもあまりないので、そういう心地良さもあるね。キャッチーだけど全然キャッチーじゃなくって疾走している…。かっこよいな。ちょっと軽く感じる部分はあるけど、それがないとここまで走れないからしょうがないかね。しかしまぁ、聴いていて恥ずかしい部分はいくつかあるもののどのバンドにも到達できなかったひとつの金字塔をブチ上げた作品であることは確か。聴いてみるとちょっと驚くよ、これ。
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