Girl - Sheer Greed


さてさて、そのフィル・コリン(ジェネシスのフィル・コリンズと似ていて、またネットで検索してもこのフィル・コリンズがいっぱい出てくるのでなかなか情報を探しにくい)がデフレパ参加の前に参加していたバンド、ガール。そう、ガールの「Sheer Greed」、何ともまぁふざけたと言うのか、冗談みたいなグラムロック的なバンドでして、1980年に出てきているからちょっとキワモノ的でもあったけど、なかなか面白い音を出していた。そのサウンドの要はもちろんフィル・コリンで、これがまたキャッチーで可愛らしい曲が多くて、その辺のセンスとデフレパのセンスが合致したが故に成功していったのだろう。
それでこのガールだが、ボーカルには後のL.A.Gunsのボーカリストとして、そして一部では俳優として知られることとなるフィリップ・ルイスだ。どっちかっつうと目立ちたがり屋なだけで取り立てて実力があるワケでもないこの人、パフォーマーとしては非常に面白かったようで、何となく好きだ。
アルバムはだなぁ…、ポップでキャッチーなハードロックで、ありそうでない、というか…どこにでも転がっているというか…、いや、特徴は無いんだけど面白い…こういうのをB級と呼びます。良い言葉で言えば退廃的、なんだろうけど、好きな人は好きでしょ、こういうの。NWOBHM勢の持つ金属さ加減からはちょっと外れているから同じに語ってはいけないバンドだろうけど、一括りにされているね。しょうがないが。「Sheer Greed」のジャケットも気合いの入った艶めかしさだと思いません?
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