Simon and Garfunkel - Bridge Over Troubled Water

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 教科書に掲載される音楽というものは教科書を嫌いな生徒からしてみたらやはり受け入れにくかった。ロック=反抗的という図式の中で、教科書に載るような良質な「音楽」なんてのはロックじゃねぇ…みたいな(笑)。ま、その通りだと今でも思うけど、そしてジョン・レノンですらきっとそう思うに違いない。まぁ、そんなことで、ロックあたりに耳が傾き始めた頃に同時に音楽の時間に教科書に出てきたビートルズとかサイモン&ガーファンクルなんてのは毛嫌い度が非常~に高かったな。そういう背景もあるのでほぼまったくサイモン&ガーファンクルってのに手を出したことがない。甘いポップスだろ、ってな感じで見下してたし(笑)。

明日に架ける橋 サウンド・オブ・サイレンス

 1970年リリースのラストアルバム「明日に架ける橋」。そのまま誰でも耳にしたことのあるような名盤。名曲のオンパレードとしてアチコチでレビューされているりおおよそ批判的なことを見聞きしたことがない。それくらいに評価されているモンスターアルバム。その実サイモン&ガーファンクル解散の引き金ともなった作品でもあるらしいが、別にホモじゃないんだからいいじゃないか、二人が離れたって、とも思う。何かもうジャケットからしてキモくてダメなんだが…、いや、こういうことを直接書いてはいけない(笑。

 正直言って名曲「明日に架ける橋」ですら、今までほとんど耳にすることがなかった。もちろんどこかで流れていたりしたことはあったと思うが全然良い曲とか思ったことないしピンと来たこともないから普通にBGMとして流れていただけで、意識的に聴いたことがないんだと思う。で、まぁ、今は不得意分野への挑戦自虐ネタというシリーズなので(笑)、初めて、かな、まともにサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を聴いてみたワケだ。もちろん全曲聴きましたが…、エコーかけすぎじゃね?天使の歌声ったって、こんだけエコーかけて楽器の奥に引っ込めてたらそりゃ天使にも聞こえるだろ、とか思ったのが最初。「明日に架ける橋」という名曲もなぁ、ちょっと今では仰々しく聞こえすぎる終盤のアレンジもちょっと、ね。うん、でも癒しを求めていたベトナム戦争後のアメリカという時代だからこそ受け入れられた楽曲、そして何かあると癒しを求める文化のアメリカには正にピッタリ。9.11同時多発テロ後には最後の歌詞が乗り物を連奏するからという理由で放送禁止になったというくだらない気遣いというか保身的弱さを路程しているアメリカ…、それでも市民はこの歌で元気づけられた、みたいなこともあって、よくわからん。が、まぁ、それだけの力は持っている曲だというのは事実。そしてアルバムとしても実に多彩なアレンジが施されているし楽曲も多様な形態なので良作でしょう。だから早いウチに聴いて知っておく方が良いと思う。そうすればこんなにヒネないで聴けたんじゃないかと(笑)。

 …。決して悪いアルバムじゃないし世論的にも素晴らしいアルバムなのだから、自分が異なっているかもしれない、が…、好きじゃねぇな~、これ。ロックじゃないし。もっとハートが熱くなるのが良いしもっと弱々しいのがいい。そう思ってるロック好きはいっぱいいるだろうけどね♪



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フレ
Posted byフレ

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ひで  

S&Gのアルバムは一応全部揃えてますが…(笑)
自分も「明日に架ける橋」はそれほど良いと思わないっす。このアルバムでは「ボクサー」が一番好きかな?
ビートルズにS&G、カーペンターズといった辺りはその昔、洋楽入門編として機能してたものですが、今はどうなんでしょうね。

2009/05/15 (Fri) 11:20 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ひでさん

その辺の洋楽入門編楽曲ももう古すぎるんじゃないかと。なんかポール・アンカとかそんな世界になってる気がするもん。ま、それだけ良い曲だった、ってことでしょうけど。

2009/05/17 (Sun) 20:25 | EDIT | REPLY |   

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