Joni Michell - Blue



1971年リリースのこれまた名盤の誉れ高い「ブルー」。何でも当時の彼氏の名字が「ブルー」だったとか…。そういう所からしてちょっと…と思ってしまうのは偏見だろうと思うが、ねぇ。しかしジャケットは素晴らしい色合いでもう少し美人ならば…というのはあるが、よろしい。そして音を流してみてちょっと驚いた。フォークシンガーってのは知ってたし、ワイト島フェスティバルでのジョニ・ミッチェルくらいしか知らなかったというのもあって、大きく印象が変わったんだな、これが。ワイト島の時はピアノ弾いてる弱々しい姉ちゃんっつうかオバチャンだったので、なんか泣きながら訴えてて、ロックとかそういうんじゃなくって単なるピアノ弾く人だったんで、まぁ、出てくる音はともかく自分の聴く範疇外だったんで、ドキュメンタリーに登場する脇役でしかなかったもん。
ところが、だ、こうして聴いてみると、へぇ~、こういう音世界だったのかと。まぁ、歌手だな。ロックとは無縁…、多分誰が聴いても良いなぁ~と思えるくらいレベルの高い音楽と歌声と感情の籠もったアルバムで、名盤です、間違いなく。心揺らすこと必至。だから一般論的には絶対聴いておいた方が良いと思う作品。多分歌詞も深いんじゃないかと思う。音色も自然な音が中心なので聴きやすいしね。声も美しいしルックスを除けばそりゃ売れるでしょ、ってくらいの素晴らしい作品です。キャロル・キングの「つづれおり」と匹敵するくらいのアルバムじゃないか。
…。自分でも不思議なので、多分単なる偏見なんだけど、英国やその他国のトラッドフォーク的なものは非常に好んで聴くのだがアメリカのこういう世界だけは苦手。カントリーやブルースなど土着的な音はまだ大丈夫だけど、何でかわからんが、SSWのフォークの世界は苦手。それほど違いが大きいワケじゃないけど、不思議。誰か解明して下さい(笑)。
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