Rancid - ...And Out Come the Wolves

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 パンクというジャンルも英国では反抗の証みたいなところから始まっているけど、最近ではもちろん流行らないのでそういったスタイルのバンドはほとんど出てこない。英国の場合はもっと形を変えて進化した状態で同じアティテュードを打ち出してシーンに登場するってのが常だ。しかしアメリカの場合はそのアジテーションに影響を受けて音楽的手法と表現手段としてパンクが存在し、そこには否定論などがあるのかよくわかんないけど、多分あるモノだろうとは思う。ただし、それを単純に叫ぶというレベルから逸脱していて、きっちりと聴ける音楽というレベルに再構築している。なるほど、そういうことか、と聴いてみると見事なまでに進化させたパンクの方法論が出来上がっているワケだ。ま、簡単に言えば、メロコアの世界でして、メロディーはキャッチーにビートもそこそこに、ファッションはそれらしく、インパクトもそれなりに、って感じで本人達がパンク好きなのはよくわかるけど、ちゃんと売れるもの、売れる可能性をもたらすものがシーンにでてくる。

・・・アンド・アウト・カム・ジ ランシド V

 難しくアレコレ書いたが…、簡単に言えばラモーンズのインパクトとキャッチーさにクラッシュのシリアスさとスカさを持ち込んだバンド、それがランシドっつうバンドだ。見た目のインパクトはやっぱりあるよ。長いモヒカンに鋲付き革ジャンだからさ。でも出てくる音は凄くキャッチーでポップなパンク的サウンド。これぞアメリカ的解釈、ってなもんだ。

 アルバムでは三枚目となる「・・・アンド・アウト・カム・ジ・ウルブス」が一番良いってことで聞いてみたんだが…、ハマった(笑)。こんな風になっているのか?今時の音は、と驚いたのもあるし、これならイケるわ、と納得もした。素晴らしい程に聴きやすいし、覚えやすいし、それでいて適度なビートが心地良くて、コーラスなんかも凄くわかりやすいので大合唱だろうし、凄い。バンドも上手いしね。ランシドの場合は特にベーシストがなかなか技巧者で、良いラインを弾いているし、目立つ。しかしあの格好でこういう音が出てくるってのは驚いたわ。そういうモンなんだねぇ…。

 そう思うと今時…ってかちょっと前からパンクバンドだと言われて名前だけは聞いたことあるバンドも似たような傾向なんだろうか?と気になって、ここしばらくはそういうのを漁ってみようかな、と。ま、ただ、アメリカのバンドだからそんなにハマるかどうかは疑問だが(笑)。でも、これからの季節はこういう軽快でキャッチーなのがよろしいかもな。フー・ファイターズもこの一貫として聴くとおかしくないのか…。

 しかしランシド、良いぞ。この「・・・アンド・アウト・カム・ジ・ウルブス」でも「Olympia Wa」や「Ruby Soho」は素晴らしいし、「The 11th Hour」のメロディセンスも見事なもので、今の時代のパンクロックの名盤扱いされている理由も納得の一枚。ハードコア的なアルバム「ランシド V」があったりこういうのがあったりするらしいので、色々聴いてみようかな、とね♪



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フレ
Posted byフレ

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