RCサクセション - BLUE

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 フォークからソウル、そしてロックからアイドルや演歌まで全てを巻き込み、自分の血肉にしながら今でも第一線で活躍しているキヨシロー。原点はRCサクセションのフォークにあるが、そこからオーティス・レディングとミック・ジャガーを模倣した最も脂の乗りきった時代のライブアルバムが「 RHAPSODY」であり、スタジオアルバムではやはりこの「BLUE」ではないかい?

BLUE ロックン・ロール・ショウ 80/83 [DVD]
RCサクセション - Blue BLUE

 随分ガキの頃にリリースされてしばらくして聴いた。もちろんロックとかどうのという意識を持つ前に普通に聴いて、それからこの「BLUE」ばかりをず~っと聴いてたから、隅から隅までよく知ってる。ただしカセットテープだったからこんなによく聞こえたかなぁ~という感じでCDを聴き直してるんだけどさ。だから巷で言われるように音が悪いとかどうの、ってのは全然感じないしそういうもん、っていう聴き方だからわかんない。まぁ、今聴けば確かにちょっとモノラルっぽい音の作り方ではあるが、多分狙ってるんだろうな…ってくらいには思うけど。

 しかし充実したアルバムだ。初っ端の「ロックン・ロール・ショー」での「役立たずの神様」って歌詞にはぶっとんだな…。「Johnny Blue」や「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」のファンキー且つロックなサウンドの完成度は凄く高いし、以降のバンドでもなかなかこのファンキーロックさを出したバンドはないもん。RCでもないかもしれんし。そしてRCらしい美しいバラード「多摩蘭坂」は実に壮大なアレンジも可能なスケールの大きい曲…たしか何かのライブ盤ではそういうアレンジで奏でられていて感動した記憶がある。チャボの歌うシャープな「チャンスは今夜」も疾走感あって良いし、捨て曲がないんだよ、この「BLUE」ってアルバムは。

 その後「BEAT POPS」出して武道館やった時のライブがテレビで夜中にやっててさ、それを見てからまた一層RCサクセションのかっこよさに飛びついた…。懐かしい時代だなぁ…。そん時は「気持ちE」の歌詞でぶっ飛んだ(笑)。サウンドとか人となりとかってのは割と無難な線があってスマートだったんだけど、歌詞の皮肉さや活動については結構パンク的ロック的で、ひょうひょうと自分達の意思を表示しているっていうスマートさがかっこよかった。ゴン太2号G2とか梅津和時さんとかもよくって、ヘンだけど面白い、偉大な日本の誇るロックバンド♪

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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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LA MOSCA  

絶対、HISの次はRCだと思ってました!(笑)
『BLUE』は5人組のRCのスタジオ作ではNo.1ですよね。
最も油のノってた頃だし。
TVで夜中にやった武道館ライヴは『OK』の後のじゃないでしょうか?
「雨上がり」で始まって「キモちE」で終わるヤツ。
めちゃくちゃショー・アップされてた頃で、俺も好きな時期です。
そうそう、G-2や、梅津さんも面白くて目が行きますよね。

2009/04/15 (Wed) 20:37 | EDIT | REPLY |   
リュウ  

これは、RCの中で最もRockなAlbumだと思います!
未だに聴いているし(笑)
ロックン・ロール・ショーのイントロが流れただけで、当時も今もワクワクしてきます!

2009/04/15 (Wed) 22:59 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ども♪

>LA MOSCAさん
あらま、バレてた(笑)?いっそのこと演歌に進むか?と思ったがさすがにブログタイトルに反し過ぎだと思ってRCへ(笑)。ライブねぇ、「OK」の前だからクリスマスライブじゃないかな。84年の上の右側のDVDでリリースされてるヤツです。キヨシローがいつものメイクなんだけど、G2も同じように変人メイクで、RCってヘンなバンドだ…って思ったもん。

>リュウさん
そうだねぇ…、最もロックかもしれない、確かに。思い出深いアルバムなんでたまに聴くと全て口ずさめる自分も驚くが(笑)。

2009/04/16 (Thu) 19:58 | EDIT | REPLY |   

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