ザ・ストリート・スライダーズ - History of
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![History of THE STREET SLIDERS [DVD]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/51v245t4YlL._SL500_AA240_.jpg)
![Early Sliders LIVE 1983-1987 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51eOVHoFGuL._SL160_.jpg)
昔の日本のロックバンドはとにかく気合いが入っていて恐い印象を受けるものが多くて、ライブハウスに入り浸り…なんてとても度胸がいることだった。そういうのに自然と入れている人は多分普通にロックをやってる人達なのかもしれない。ロックをロックと意識している人ではなくそもそもロックな人。うん、多分みんな昔のライブハウスって恐かったと思うけどな(笑)。中でも福生の米軍基地周辺のライブハウスに出演することでひたすら鍛えられまくったバンドにザ・ストリート・スライダーズってのがあって、一般的には非常にメジャーになってからの印象だと思うので、そういう恐いもの見たさ的な面は割と和らいでいるのかもしれないけど、これがまた筋金入りだったりする、らしい(笑)。
とにかく無口なバンドのメンバー、らしくあまり語らない。ライブのMCなんかでもあまり語らないようで、とにかく音を聴いてくれ的なトコがあって、妙にかっこよい。もちろん音の方もストーンズが基本になったサウンドなんだけど、ストーンズよりも二本のギターのコンビネーションってのを凄く意識したバンドなので、どれもこれもがギターのリフが絡み合うものばかり。二人のギターが同じ事を掻き鳴らすってことはまずない。世界中を見渡してみても実は常に二つのギターを絡めたリフで構成された楽曲ばかりをやっているバンドってのはもの凄く少ない、っつうか多分ない。ジョージア・サテライツとか近いけど…。
それでいて気怠いルーズなブギというかロックが基本になってて、動きはあんまりないし、果たして何が良いんだ?って思うんだけどさ、拳振り上げるだけがロックじゃないんだよ。こういうのもアリなんだよ、って言わんばかりにさっきの福生のライブハウスでアメリカ人に鍛えられたグルーブで押しまくる世界。
この流れで…ってのあるけど、ザ・モッズとスライダーズって割と知り合いらしいし、どちらもエピックソニーだったしさ。んで、ザ・ストリート・スライダーズをアマゾンで探してみるとこれもまた発掘のDVDライブ集なんてのが出ていて、昔の映像が見られるらしい。「History of THE STREET SLIDERS」と「Early Sliders LIVE 1983-1987」あたりだけど「History of THE STREET SLIDERS」なんてもう知った曲ばかりで、懐かしいねぇ~。こんなの映像で見れるんだ~、とばかりに驚く。昔は見れる手段なかったしさ。三枚目「JAG OUT」くらいまでがちょっと燻ってて好きだったな。
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