Brian May - Back To The Light

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Back to the Light ETERNAL HARMONY(DVD付)

 ヘソ出しクイーンの異名を取った本田美奈子の1987年のシングルで作詞作曲とも手がけて提供したことのあるクィーンのブライアン・メイだが、そもそも本田美奈子がライブの最後にちょっと前に売れたフレディ・マーキュリーの「I Was Born To Love You」を歌っていて、そのライブテープとアルバムを英国EMI経由でブライアン・メイに送ったことからブライアン・メイが興味を持ち、曲の贈呈となったようだ。元々人が良いブライアン・メイらしい逸話。その後本田美奈子が亡くなった時には丁度日本にポール・ロジャースと共にクイーンで来日しており、速報を聞いた後自身のHPで追悼の意を表していたことも人柄の良さを物語る。更にその後の追悼盤「心を込めて...」では「Golden Days」のリマスターを行い、「ETERNAL HARMONY」では「Amzing Grace」も作り直したという気の入れよう。

 そんなブライアン・メイもエディ・ヴァン・ヘイレンなんかと遊びで作ったアルバム「Star Fleet Project」はあったが、クイーン活動中はソロアルバムを作ることもなくひたすらクイーンに捧げていたのも、これまた人柄の良さ。フロントマンのフレディ・マーキュリーはさっさとソロアルバム「Mr.Bad Guy」をリリースし、更に「バルセロナ」という傑作まで作り出したことを考えると、欲がないというのか、そもそもソロ活動には熱心ではなく、仲間内とのセッションを楽しむ方だったのかもしれない。

 そんなブライアン・メイがフレディ亡き後、追悼コンサートを仕切ったのもあるが、自身のソロアルバム「Back to the Light」をようやくリリース。古くからブライアン・メイがクイーンで作った曲や歌などが好きだった人には嬉しい内容だっただろう。また、ブライアン・メイのハードロック好きな側面を期待した人や美しいソングライティングを期待した人もいるんだろうけど…。そうだね、自分的にはあまり好みでなかったから大して期待しなかったんだけど、やっぱり「Brian May - Brian May: Live At the Brixton Academy - Too Much Love Will Kill You Too Much Love Will Kill You」のメロディはさすがだと思った。他はそんなに目立つ曲もないし、飽きてくるんでまともに何回も聴いてないけどさ。やっぱクイーンのソングライティングはフレディありき、って思ってたしね。ブライアン・メイや他のメンバーの曲はやっぱりアクセント的だからこそ良かったっつうかさ。もちろんギタリスト的な聴き方はでいるんだけど…、ちょっとそこまででもない。やっぱクィーンが偉大過ぎたのか。



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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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ryo  
BM

Back To The Lightってフレディーの死という大きな不幸からまた立ち直ろうとするブライアンの姿が想像できて、
かなり感動的なアルバムだって、いつも思います。
特に1~2曲目の流れは鳥肌モンですな。

2009/04/02 (Thu) 21:53 | EDIT | REPLY |   
いたち野郎  

ブライアン・メイがまさかの本多美奈子を全面プロデュース…作曲に限らずコーラス&ギターでも参加していて、本当思い切った人ですね。
back to the lightにギターソロをフィーチャーしたインスト曲があったと思うんですが、この曲を+ポール・ロジャースとのライヴでも再演していて、これが好きな感じのアレンジで戦慄が走りました~♪

2009/04/03 (Fri) 02:36 | EDIT | REPLY |   
フレ  
どうも~♪

>ryoさん
どうしても聴く側はそういう想いを持って聴いてしまうので、感動的ですよね。本人はどこまで意図してたのかわからないんですが…。

>いたち野郎さん
本田美奈子って人を惹き付けるモノあったんでしょうね。じゃなきゃ、そこまでやんないでしょ。んで、PR+Queenでインストナンバーありましたね。コレのヤツでしたっけ?あんまり印象残ってないかも(笑)。

2009/04/05 (Sun) 08:39 | EDIT | REPLY |   

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