Gary Moore & Phil Lynott - Out In The Fields
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フィル・リノットってのは一体どこが良いんだろう?と訊かれると結構返答に困るものだ。アレコレ言ってもどこが?ってのは特にない。メロディセンスって云うところが好きなんだろうとは思うが、それだけでも無いし…。ベースの弾き方?う~ん、あまりかっこ良くない…。声…、別にロックを代表する声っていうワケでもないからなぁ…個性的だけど。やっぱメロディセンス…になるのか。それと多分凄く男気ありそうな所とか、そんな感じ。
ゲイリー・ムーアと来たらフィルを何度も裏切っておきながら…と云うと語弊があるのだろうし、袂を分かっておきながら何度も一緒にやっているというのもこれまた人間性ってもんか。そんな二人の最後の友情って云うので心地良かった、そして自分的にはリアルでハマってた、1985年の二人の作品「Out In The Fields」。
諸説色々あるけど、どうなんだろな、フィルがシン・リジィ解散後自分のバンド、グランド・スラムを始動させたもののなかなか上手く進まず、またドラッグの影響もあったのか、ゲイリー・ムーアが救いの手を差し伸べたって所だろうとは思う。ただ、それにしてもかっこ良いシングル曲で、最初の鋭いギターのイントロからハマったねぇ。んでもってクールなフィルの歌が始まって、ゲイリーの暑苦しい歌…、そのままサビも主役はゲイリーで、中間部もゲイリーだからちょっと出過ぎじゃねぇの?って感じ。それはもうゲイリー・ムーアが主役だったからね、フィルもさ、タバコふかしながら歌ってるのってかっこ良いなぁ~と。
最初見た時、何でまた黒人のロッカーが英国から出てきてるんだ?なんて思ったもん。他にいないでしょ?アメリカの黒人と違うし…。しかもシン・リジィのメインを張ってる人で、アイルランドの黒人ってもっと不思議だった。今でもピンと来てない部分あるし、差別的な所はあまり無かったのかな。それともあったからああいう歌が歌えているんだろうか。また、ゲイリー・ムーアもそんなフィルと友人同士だったってこ事はやっぱ普通に一緒にいたんだろうね。
この曲、フィル・リノット側でも出てるのかもしれないが、やっぱゲイリー・ムーア側のリリースが目立つ。当時のアルバム「ラン・フォー・カヴァー」にも収録してるし、ベスト盤にも収録してるし、ベスト盤にも入ってるから、簡単に聴けるのは嬉しい。久々にYouTubeでプロモ見たけどさ、懐かしい~~♪
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