Thin Lizzy - Life / Live

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 ブルー・マーダーって言ったらやっぱジョン・サイクス。ジョン・サイクスって言ったら普通はホワイトスネイクなんだろうか…。いや、多分そうだろう。ところがホワイトスネイクには全然思い入れのない自分的にはジョン・サイクスって言うとシン・リジィになってしまうのでした。まぁ、ホワイトスネイクの立役者でもあるってのは判ってるけどね、どうもデビカバがダメなのでほとんど聴かないんだよ…。

ラスト・ライヴ Thunder and Lightning

 んで、ジョン・サイクスがシン・リジィに参加した最後のスタジオアルバム「Thunder and Lightning」は以前に書いているので今回はその後の最後の最後のライブアルバム「ラスト・ライヴ」で書いてみよう。話題的にはこのアルバムは最後に入ってる「The Rocker」での歴代ギタリストの登場っていう所がクローズアップされていて、それもそうかって思うけど、本編はスコット・ゴーハムとジョン・サイクスですよ、もちろん。だから普段のシン・リジィのライブよりももっとNWOBHM寄りの音で、無茶苦茶かっこ良い。ここまでメタリックになるのか?ってくらいにメタリックな音。それでも本質的にはアイルランドのフォークバンドっていうのがあるからメロディにしても心地良いのがこのバンドの特徴。

 うん、ジョン・サイクス弾きまくり。それに影響されてスコット・ゴーハムもかなり弾きまくっているっていうのも面白いし、そもそもこれって解散を意識したライブなのか?ってくらいにテンションが高くてとてもじゃないが、解散する必要があるバンドのプレイには聞こえない。更にシン・リジィというバンドの集大成になっているので選曲もこれまた凄くツボを押さえてて、もっと人気があっても良いライブ盤のハズ。ただ、ジョン・サイクスだから本来のシン・リジィの持つ良さとは異なるっていうトコだろう。まぁ、いいじゃないか、聴いてみてそれがかっこ良いと思えれば良いんだから。

 時代の産物なのかな…、こういうシャープでソリッドなサウンドによるハードロック…って以降はなかなか見当たらなくなる。この時代のみの音とも云えるかと。しかも哀愁を帯びたメロディを奏でてくれるから余計にシン・リジィというバンドに愛着を持ってしまう。聴いているとだんだん好きな度合いが深くなるんだよ。この三年後にフィル・リノットが死去して永遠に再結成はなくなったハズだが、今はジョン・サイクスがシン・リジィ名義のバンドを復活させてプレイしている。うん、好きなんだよ、彼も。追っかけて聴くほどじゃないが、気持ちは分かるからね。しかし…、躍動感に溢れるライブ盤「ラスト・ライヴ」だ…。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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charlie432  
THIN LIZZY

のライヴは良いですよね!

自分はこれは持っていませんが、BBC RADIO ONE LIVEで、はまりました。

もう、いまでは過去の音源、映像でしか楽しめないんですよねv-409

2009/04/01 (Wed) 01:02 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>charlie432さん

やっぱ「Live Dangerous」でしょうっ♪BBCも良いですけど、勢いと熱気が違いますもん♪

2009/04/02 (Thu) 22:58 | EDIT | REPLY |   

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