Gary Moore - Blues For Greeny

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 アグレッシヴなブルースギタープレイヤー(?)とどうしても(?)が付く、ゲイリー・ムーアさん…、もそういう作品をリリースすることがある。元々ブルースから入っている部分はあるからおかしくないしエモーショナルなプレイで一世を風靡しているので何ら不思議はないが、やはり違和感ありありなのはどうして??ブルースメンじゃないからかなぁ…。

 しかし、ブルース好きでしっかり弾きまくれるのは誰もが周知の事実。イメージで判断してはいけないが、ま、個人的なイメージでしか書けないブログなので良いじゃないか。しかし作品の音だけを聴いていたら誰なのか分からなくなるようなブルージーな音のものがある。

Blues for Greeny Old New Ballads Blues

 1995年リリースの「Blues for Greeny」という作品。そう、知ってる人は知ってるだろう、当時隠居していたゲイリー・ムーアの師匠でもある元フリートウッド・マックのブルースギタリスト、ピーター・グリーンに捧げるアルバムです。っつうかその後復活した。だから全曲ピーター・グリーンのカバーソングで占められている、ようだ。原曲全て聞いてないから分かんないけど、多分そうだろうな。故にシンプルなコード進行のちょっとモダンな香りのするブルース風味の曲が並ぶ。そこにゲイリー・ムーアは本家本元のピーター・グリーンから譲り受けた今やレモンドロップにまで色褪せてしまったレスポール…しかも59年製の、というから無茶苦茶名器です、それで弾きまくってます。いや、弾きまくってはいない、弾いている、だ。ゲイリー・ムーアにしては珍しく、師匠に忠実であるが故に歪ませてロングトーンで、じゃなくて割とナチュラルな音色で弾いているのが良い。この人のプレイで歪んだギターでやると別の方向に行ってしまうので、もっとナチュラルな音でも良かったと思うモン。フェンダーのツインリバーブあたりにダイレクトでぶっこんで弾いてくれれば良いのにな。ビデオではこのライブバージョンもリリースされていたけどDVDではまだ未発売っぽい。

 …とまぁ、そんな経緯のあるアルバム「Blues for Greeny」なので、素直にブルース作品として聞けます…?ん~、まぁ、ちょっとモダンなところあるからイージーリスニング的になってしまうのはあるけどさ。ただ、ギターはやっぱ凄い。ここまで粘っこくエモーショナルに弾ける人はそうそういない。ブルースとかではなくってエモーショナル…、だね。しかしレスポールの59年ってこういう音なのかな…。ジミー・ペイジのとは大きく違うけど、セッティングの問題か…。



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フレ
Posted byフレ

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