Delain - Lucidity

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ルシディティ(ロードレイジ2009)

 ちょっと前に少しだけマジメに今の時代に於けるヘヴィメタルというカテゴリーを読んでみた。そんな時はWikipediaが一番まとまっていて簡単に分かる。あちこちのサイトでこの深く細分化してしまったジャンルを体系化していたりバンド名を記載してあったりするので分かりやすく、そして深かった…っつうか細かく分かれすぎ。まぁ、それで色々な呼び名をようやく整理できて、そういうカテゴライズなんだな…と。メロスピやらデス云々と色々な呼称があって、説明書きを読んでいるとそうかそうか、と。簡単に言えば昔色々な音楽があって、それらのジャンルの全てにヘヴィメタ的ギターリフと重いリズムを重ねたものがなんとかメタルってな具合になっているようだ。故に訳の分からないフォークメタルなんてのもあるのだよ。フォークのメタルって??って感じだけど。

 まぁ、そんなお勉強はともかく、相変わらず漁りまくっているとふと面白いものに出会えた。Delainというオランダ産のバンドで、まぁ、純粋なオランダ産ではないのかもしれないが、Within Temptationの元鍵盤奏者が組み上げたバンド。もうじき新作「エイプリル・レイン」が出るらしいのでそれも楽しみだけど2006年にリリースされた「ルシディティ」というアルバムを…。その鍵盤奏者のプロジェクト的アルバムとしての側面が強かったらしい。素晴らしい女性ボーカリストに出会ったために試行錯誤しながらバンドを組んでいったというもののアルバムリリース時点ではまだメンバー確定していなかったようだ。んで、その女性歌手のシャルロット嬢の透明感溢れる上手い歌手。割と情感もあるのでしっかりとハマっていてよろしい。曲調はもちろん元Within Temptationなのでそういう音です。だから聴きやすいし、メロディもしっかりしているし、雰囲気もしっかり出ているので文句なし。

 そして自分的に一番驚いたのはゲストボーカル陣による共演。Within Temptationのシャロン嬢が参加してて、更に共演している男性ボーカリストはナイトウィッシュのマルコ・ヒエタラさん。驚くべき共演じゃないか、これ?こんなところでひっそりと実現していた夢の共演♪ まぁ、あまりマルコさんは目立たない感じだけど、それにしても凄い…と。その次の曲ではなんと元Theatre of Tragedyのリブ・クリスティーン嬢がシャルロット嬢と共演、どちらも透き通る声なので似合っているけど、やっぱりリブ嬢の方が透明度が高い。そんな面白い共演がいくつか聴けて、更に良質なソフトゴシックメタルで包まれたこの「ルシディティ」はメジャーではないだろうけど、かなり良い。この鍵盤奏者のマタインってWithin Temptationのギタリストのロバート君の実の兄弟らしいので、文字通り兄弟バンド。更にロバート君はシャロン姫の旦那さんなワケで…、いやいや、深いです(笑)。

 そしてYouTube見てるとあちこちのライブでシャロン嬢はDelainのライブに飛び入り参加して歌っているらしくて、かなり親密な関係なのも面白いね。



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フレ
Posted byフレ

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