Pulsar - Halloween

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 今は良い時代だ。何か気になってふっと探してみると何かと手に入ってしまうものなのだ。それはデジタルデータであったりCDだったりアナログレコードだったりするんだけど、いずれにしても何かで聴ける、っていう状況下なんだもん。探しても探しても全然見つからないもの、っていうのはよほどのコダワリがない限りは大体揃う。アイテムやコレクションとしてもものはちょっと別だけど、聴いてみたいというレベルであれば多分数日あれば探せるし聴けるんじゃないだろうか。

ハロウィン(紙ジャケット仕様) ストランズ・オブ・ザ・フューチャー(紙ジャケット仕様)

 その昔何かでジャケット写真と共に「名盤」として書かれていて、それがフランスのバンドだから当時の自分にはそれほどコレクションの対象にならなかった、というのもあったが探してもなかなか見つからなかったってのもあったと思う。パルサー?ピュルサー?というバンドの三枚目の作品「ハロウィン」で、名盤と言われているもの。

 ジャケットのちょこっとエロティックな雰囲気を見て、どんだけエキセントリックな音が飛び出てくるかと思いきや、意外や意外なソフトなサウンドが全編を占め、まったりと官能的なエロティックさを感じてしまう作品で、なるほど、そういう音だったのかと。刺激的な音色はほぼ皆無に等しく、雰囲気と空気感でまったりと40分の作品を聴かせてくれる音です。ま、フロイドの世界が一番近いかな。メロトロンの荘厳な雰囲気とアコギでの自然な音色を組み合わせた妖しげ~な感じでね、それでいて結構変拍子ももちろん普通に出てくるのでプログレッシブ感はたっぷり。驚く展開はあまり期待できないけど、どこか心に優しい音色が絡んできてホントにまったりとしてくるという不思議な作品。ん~、ドラムが結構小技利いてて面白いね。

 シンフォニック、っつう部類なんだろうけどヤクのないトリップな世界っつうかな、聴けば聴くほどにのめり込むタイプの音なので英国プログレファンでも受け付ける音。逆にユーロファンからするとちょっと驚く音かもしれない。珍しいと思うもん。こういうの。

 んなワケでこの三枚目の「ハロウィン」で一旦バンドの歴史は終了しているけど例によって再結成してるのかな。ま、そこまでは手を出してないけど、おフランスの中では貴重なプログレバンドのひとつ♪

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フレ
Posted byフレ

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