East - Huseg

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 プログレッシヴロックの進化論は大きく二つに分かれていったようで、ひとつは70年代のバンドの雰囲気をそのまま継承していくある意味正当派とも云える進化。ポンプロックなんてのはこの部類に入ってくるだろうし。そしても一方はテクニックがあったが故にテクニカルな路線に走ることでどうしてもクロスオーバー的な音に走る人達。自分的にはどっちの路線もあまり好んで聴くことなく70年代の深堀が趣味だったんだけど、こういうブログやってると興味の対象も広がっていくので、あれこれとチャレンジしたりしてます。

Huseg Jatekok

 んで、これ。イーストの「Huseg」っつうのを手に入れてきたワケです。ハンガリーのバンドだっけなぁ…とうろ覚えながらもジャケットのかっこ良さもあって、昔から印象的だったんでつい手を伸ばしてみて…。1982年リリースの作品だったんだ…とちょっと驚きながらも、そしてしっかりとハンガリー盤のアナログだったのでジャケットはもうペラペラの紙だし、中紙も薄くて破れてるし、なかなか大変な状態だと。ただ、そういうのって、そもそもレコードなんてものが何十年も存在するなんて考えられてないもん、普通。故にミントコレクションは貴重になってしまうのだろう。

 さて、このイーストの「Huseg」っつう音の中味だが…、先に書いたけど、プログレッシヴロックの進化途中と言っても良いくらいに、フュージョン的なテクニカルな側面とプログレッシヴロックの叙情的な面とを持ち合わせたサウンドでした。ただ、荘厳さや重さは意外と感じられなかったので、ジャケットの印象からはちょっとズレている。もうちょっと荘厳さがあると良かったが、それ言ってると英国ロックになってしまうのでハンガリーという国のバンドとしてはこれくらいが良いのだろう。音階もちょっと変わっていて東欧的なフィーリングを感じる部分も多々ある。骨格的には好ましいタイプのバンドだけど、ちょっと軽いか。まぁ、時代を冷静に考えると分かるけど、ハンガリーでは80sってのはどんな時代だったのだろう?ふとそんなことが気になった時代の作品。

 う~ん、シンフォニックで良いなぁ~、これ。何回か聴いているとハマってきます♪

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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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papini  

イタリアものでコメントしようと思ったけど、
結局「好き」で終わってしまいそうでやめたpapiniですよ。

んで、これ。
いいねぇ♪チョイスが2ndってとこがまたいいわ♪
これ、ジャケで買った。美しいジャケに見とれて買った。
そんで大当たりだった(笑

んで、80年代のハンガリー。
ちょっとポップ路線に。このバンドもポップ路線に。
でも、いい音盤は結構あるよ、うん。
ソラリスやオメガはメジャー・・・なのかな(笑
ま、ハンガリーってだけでメジャーじゃない気がするけど(笑

90年代にAFTER CRYINGやRUMBLIN ORCHESTRA
が台頭してきて強烈プログレ大国に(笑
Mindflowersなんかが、面白い音盤出してる。

トラッド系のバンドもいいのがたくさんいるよ。
Kolindaとか面白いかも。

2009/01/27 (Tue) 23:21 | EDIT | REPLY |   
evergreen  

コメントしようとしたら
papiniがやっぱり・・・笑~
ハンガリーって不思議な国だな~って思います。
ずばり「EAST」ってバンド名がストレートですよね。
ちょっと垢抜けないんだけど美しいって感じかな?・・・
これ、まだ書いていないな・・・私

2009/01/27 (Tue) 23:51 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ようやく~

>papini嬢
いや~、自分的にも大した記事になってないのでなかなか難しい。ただ、イタリアもんって結局こんなもんかぁ~ってのもあるな(笑)。そしてハンガリー。そっか最近もその辺があるのか…。After Cryingってハンガリーだったんだ?ふ~む、また気が向いたときに探してみよう…。

>エヴァ姉さん
ハンガリー、よくわかんない国です。東欧ってそんな印象ばかりだなぁ…。姉さんの記事にもその内登場するでしょう(笑)。

2009/01/31 (Sat) 12:08 | EDIT | REPLY |   

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