Il Rovescio della Medaglia - Contaminazione

3 Comments
 アナログ盤ってやっぱ心地良い音がする。今となってはちょっと音圧もないし音の透明感もないんだけど、風情があるし何よりも雰囲気と空気がしっかりと封じ込められているというのかな、幻想かもしれないけど、丸いアナログの音で聴くレコードのプログレサウンドは時代を切々と反映してくれている気がする。CDばかり聴いていると余計に久々にアナログに触れた時にそう思う。

汚染された世界(紙ジャケット仕様) 我思う故に~イオ・コーメ・イオ(紙ジャケット仕様)

 さて、最近ハマり込んでいるイタリアンなものの結構な代表的アルバムってことで、割と目についたのが、このRovescio della Medagliaっつうバンドの「汚染された世界」。通称RDMと呼ばれるらしいが、もちろん全然知らなかった。ま、ただ覚えやすいジャケットだったのでふとアナログプログレコーナーを見ていると出てきてさ。昔はアナログのプログレって高かったから厳選して買ってたけど、今は安いので気になるもの何でも買うという状態で(笑)。特にイタリアンなんつう自分的に新たなジャンルに進出しているから余計だね。

 んで早速聴いた。もちろん一回じゃわかんないから何回も聴くんだけど…、バッハ知らないからこのアルバムがバッハのフレーズを頻繁に流用している、とかいうのはよくわからん。なので、評論家みたいなことは書けないんだが(笑)。そうだねぇ、印象だけで言えばクイーンとEL&Pとハードロックを混ぜたイタリアンだな(笑)。冒頭から美しいコーラスワークで攻め立てて何だろ、ムーグ?の音が飛び交うのだよ。曲構成的にはもちろんクラシカルな手法で、その辺はプロデューサーがニュー・トロルスの名盤「コンチェルト・グロッソ」と同じ人らしいので、わかるが…。基本、このバンドはハードロック上がりということでギターがかなり活躍しているのが聴きやすい。しかしイタリアンなドラマーはみなこういうジャズに影響されたような、言い方変えるとマイケル・ジャイルズみたいなドラムを叩くのはクリムゾンの影響?そして歌についてもあまり入っていないんだけど入ってくると結構メロディーがしっかりしていてキャッチーだったりするのも名盤たらしめているところ。

 う~ん、シンフォニックっつうのかね、こういうの。英国では出てこないコテコテ感はもちろんイタリアンとしてあるんだけど、イタリアン好きにはちょっと綺麗すぎるのかもしれない。ま、それでも暑苦しいが(笑)。その辺のバランスが好まれているんだろうな。

 バンド名はメダルの裏側って意味らしいが…、メダルの裏側って何を思い出す?平等院鳳凰堂ってのはちょっとボンビーな発想か(笑)?

関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 3

There are no comments yet.
千里  

私これ、大好きです。
バッハも、大仰な感じも、ツボにどんぴしゃりです♪

2009/01/24 (Sat) 21:29 | EDIT | REPLY |   
リバプール  

久しぶりに覗いてみると、なんとイタ物連発!

この 『CONTAMINAZIONE』。イタリアの全てが詰まっています。

けど、やはりNEW TROLLS、っていうかイタ物聴いていると、結局”コンチェルト・グロッソ”に戻るのです(笑)

2009/01/25 (Sun) 15:07 | EDIT | REPLY |   
フレ  
どもっ!

>千里さん
お~!!久々~!元気?
そういえばコレ、ブログに書いてたもんね。ようやく手を付けました。こういうのがツボなんですね…、なるほど。ならばあれこれオススメできるかな?

>リバプールさん
いや、何となくハマってるのでメジャーどころばかり…、はい。ンで結局「コンチェルト・グロッソ」に戻りますか…(笑)。

2009/01/25 (Sun) 23:02 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply