Sky - Sky2
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フランシス・モンクマンの名を一般的に押し上げたアルバムってもしかしてこの「Sky 2」かな。自分的にはリアルで通っていないのでどれだけ話題になっていたとかは全然知らないんだけど、結構話題になって英国ではいきなりのチャート1位を記録したとか…。クラシック畑では既に有名だったジョン・ウィリアムスというギタリストが組んだフュージョンっつうかニューエイジっつうか爽やかインスト系音楽っつうか…結局プログレにカテゴライズされることの多いバンド。そもそもフランシス・モンクマンが鍵盤奏者として参加しているんだけど、これがまた結構な貢献度…というかジョン・ウィリアムスの右腕的に活躍しているワケですよ。さすがにクラシック畑で育っただけあって普通に会話ができる人なのでしょう。
そういう予備知識はいくつか持ち合わせていたけど、聴くとなるとこれがまた結構しんどいものがあった。コテコテにロックじゃないと聴かない若い頃はもちろん手が出ない。プログレにハマった時でもこれは軽いからってことで後合わしだったし、結局全然聴かなくて、とある時に軽く聴いた程度だったので、今回初めてマトモに聴きました。はい。
実に壮大なギターインスト…て感じで、やはりクラシックとロックの融合ってのかなぁ…。映画音楽ってのが近いのかもしれない。マイク・オールドフィールドに近い感じがする部分もあるけど、違うのは「明るい」ってとこか。好みかどうかっつうのは別として良く出来ているし、売れたってのもわかる。爽やかだから聴いてて疲れないし、じっくりと時間を掛けて気分をリラックスさせて目を閉じて聴けばそこは壮大な空間が広がるイマジネーションが沸いてくるし、そういう音楽って凄いよな、と思う。多分音の並べ方とか定義とかってのがあるんだろうけど、狙って作れるってのはやはり音を学習してなきゃできないワザだもんね。その辺がロックと違うところか。
フランシス・モンクマンの仕事を追えばもっともっと色々なこういうセッションが出てくるのかもしれないけど、どうにも裏方仕事が多くて追いかけてみても目立たないってのが彼の鍵盤奏者っていう所以でもあって、なかなか勿体ないというか…。あ…、今日カーヴド・エアー来日公演してるんだ…。