Al Di Meola - Splendido Hotel
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新年早々からヘンなものばかり聴いていたんだけど、このアル・ディ・メオラの作品も先日のウチのバンドメンバーでの飲み会で持参されたものだったりする。一体何故アル・ディ・メオラなんだ?とクビを傾げるものだったんだけど…、いや、普段はそんなの聴くことも想像できない人間で、何せキッスフリークだったりするし、不思議なものだ。そんなことで何故かアル・ディ・メオラのアルバム「Splendido Hotel」を持ってきて、例によって「良いぞ~、これ、聴け♪」となるワケだ。そこで「Friday Night in San Francisco」ってアルバム知ってるか?と聴くと「何それ?」となるのだから面白い。単発で何かで耳にしたモノだけを追いかけるのだろう。とことんハマるとマニアックに何でも買い漁る人間なのだが、どこかでその線引きがあるんだろう。
1981年にリリースされたアル・ディ・メオラのソロ作品ながらも今までのカタログに於いても1、2を争う作品とのこと。アル・ディ・メオラがやりたかったこと、またできることを全て凝縮して入れられているというアルバムで、ゲスト陣もレス・ポールやヤン・ハマー、チック・コリアからスティーヴ・ガッドなどなどと多彩に渡る陣営を迎えての作品、にも拘わらず自分だけでの多重録音作品も入っているという正に集大成アルバムとも云える作品。
自分的には先の「地中海の舞踏」での超白熱したライブ作品がアル・ディ・メオラの印象なので、他の作品をそれ以上追求したりすることもなかったので良い機会かと。しかしこの「Splendido Hotel」って「Friday Night in San Francisco」の直前のアルバムなんじゃないか、と気付いた。ならば好きになるだろうなぁ~と。まぁ、キライにはならないけど何回も聴くか?ってのはちょっとあってさ。ところがこの「Splendido Hotel」は全くバラエティに富んだ作品で、イージーリスニング的なものからギタリスト的にハマるものとかラテンやら地中海やらアラビアンやらと多国籍なジャンルにまたがる音楽で勉強になります。
キャリアを見ると音楽学院出なんだね、やっぱ。知的な光明が溢れ出ているし知らなきゃできないだろうしねぇ。音楽家ってのはこういうもんだと思う。そういう人。それが本能でやってるベックなんかと似たようなサウンド出すってのは面白いよなぁ…。最近その辺のギタリストに目覚めてきたのかもしれん(笑)。しかしアマゾン、安い!
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