Silverhead - Live At The Rainbow 1974


「電撃ライブ」。ホントにねぇ、アナログ時代にも探しまくってて、いや、そんな滅茶苦茶レアでもなかったんだけどやっぱ日本でしかリリースされなかった…、後にドイツでもリリースされたのかな?、確かそんな感じで、プレス枚数が少なかったので輸入盤っつうのが頼れなくてひたすら国内盤中古を探すしかなくってあんまり見かけなかったな。まぁ、運良く一度見た時に手に入れたんでよかったけど。それからCD時代になっても全然リリースされなくて、普通の「恐るべきシルヴァーヘッド」や「凶暴の美学」はボーナストラック付きでリリースされたけどこれは完全に無視されてて。多分本国の連中はこのアルバムがリリースされていたことを知らなかったか忘れていたんじゃないかと思うんだけどさ。そしたら別のブートレッグ並のライブ盤「熱狂のライヴ(SHOW ME EVERYTHING)」がリリースされて、それも喜んだけどやっぱりこの「電撃ライブ」を待ってた。
シルバーヘッドのライブって凄く神秘的でして、見たことのない人間からするともう想像の世界だもん。だからこのライブ盤でのもの凄いグルーブ感は彼等のライブの姿を空想して止まない。ダセェんだろうなぁ~と思いながらもやっぱこんだけグイグイくるとさ、ロックってのはこういうもんだよ、って思うもん。それくらい好きなバンドだし作品。最初の「Hello New York」のノリもレコード通りっちゃぁそのまんまだけどやっぱライブのグイグイくるノリだし、二曲目の「James Dean」は結局未発表のままで終わってしまった曲で、このライブ盤でしか確認できないロックンロールソング。この路線で三枚目のアルバム作るんだったら良かったのにな、と思える曲。
…とまぁ、ロックンロールな曲がオンパレードでライブで演奏されていくんだけどさ、このバンドはB級なのでしょうがない、グラマラスな…と云ってもピンと来ない人も多いだろうからそういうのはヌキにして、野生味のあるロックンロールバンドで、ねちっこい曲だけどロックンロールなバンドサウンド。それでいて美しい曲が多いので面白い。何回も聴いているとだんだんハマってくるダサさっつうのか心地良さをたっぷり持ったバンドです。
今回の紙ジャケシリーズではもちろん「恐るべきシルヴァーヘッド」「凶暴の美学」ともリリースされているのだけど「凶暴の美学」のブックレットとかも付いているのかな…。個人的に思い入れたっぷりのバンドなのでじっくりとコレクトしておきたい気もするけど、アナログ見てるとやっぱりこれだよなぁ~と思うので(笑)。
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