Hanoi Rocks - Back To Mistery City

2 Comments
 ロックの系譜はどこまでも続いていく…というのをこのブログを続けていることで実感することが多くあるね。まだまだ知らない色々な発見が改めて聴き直すことでクレジット見たり、人間関係が見えてきたり時代背景があったりして面白い。もっと時間が取れたらそういうのをまとめていくのも面白いんだろうなと思うけど、さすがにもうキツイなぁ(笑)。

ミステリー・シティ~ハノイ・ロックスIV(K2HD/紙ジャケット仕様) The Nottingham Tapes [DVD]

 ハノイ・ロックスの1983年リリースの4枚目…になるのかな?「ミステリー・シティ」というアルバム。一応再結成前のアルバムとしては非常に人気の高いアルバムなんだよね。なんでまたここで出てくるのかっつうとだ…、モット・ザ・フープルのリズム隊を務めていたデイル・グリフィンとオヴァレンド・ワッツがプロデューサーとして起用されていることに気付いたので♪ 更に鍵盤はモーガン・フィッシャーが弾いているというのもあって、ハノイ・ロックスとモット・ザ・フープル…否ブリティッシュ・ライオンズの融合のようなアルバムだったのか、と。もっとも作曲は全部アンディ・マッコイが手がけているから純粋にハノイ・ロックスのアルバムなんだけど、モット・ザ・フープルの血が入ってるかと思うとちょっと聴き方変わるなぁ。

 もちろんマイケル・モンローの趣味からしたらモット・ザ・フープルってのは凄く憧れの的だっただろうし、こうしてアルバム制作できるってのも非常に嬉しかったんだろうな。次のライブアルバム「All Those Wasted Years」もオヴァレンド・ワッツをプロデューサーにしているくらいだからさ。でも、この人達プロデュースなんてしたことなかっただろうに、よく手がけたもんだと思う。

 そんで、このアルバムの中味ってのは、もちろんハノイ・ロックスの中でも傑作扱いされていることでわかるように相当にハノイらしいロックンロールが詰め込まれている作品。冒頭のアンディによるアコギの弾き語りイントロからして美しく、並のバンドじゃないなと思わせるし、続く「マリブビーチの悪夢」はいつまでも定番のパンクロック。ちょっとドタバタした感はあるんだけど、それまでのアルバムに比べたらきちんと演奏しているし、しっかりと作っている感じするしね。どの曲もメロディ綺麗だしさ。アンディ・マッコイのメロディセンスってのはホント凄いわ。

 そういえばハノイ・ロックスまた解散するんだよな。3月に日本にフェアウェルツアーで来日決定したのでまた見に行くかな。もうやんないだろうからなぁ。なんだかんだで、現役時代よりも長く再結成時代をやっていたんだからまぁヨシとしないとね。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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D.K  
ハノイロックスⅣって書いてあるけど

3枚目になるみたいですよ。いつも「セルフディストラクション~」がカウントされませんよね!個人的には一番好きなアルバムなんですが...
「ミステリーシティ」いいですね!一番最初にコピーしたアコギが「オープニング」でした!「メンタルビート」はラモーンズ節でかっこいいし「せつない気持」ではステレオ効果たっぷりのイントロのギターにしびれました!3月の最期?のライブは心して望む所存です!!!!

2008/12/22 (Mon) 21:44 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>D.K.さん

まぁ、今となってはシングルコレクションだった「Self Destruction Blues」も立派な三枚目のアルバムっていうカウントになるでしょう、と自分は思ってますが…。まぁ、たくさん聴ければ良し、この作品も聴き所満載ですが結局ロックンロール楽しめれば良しってとこでしょう。3月、行きたいですねぇ~。

2008/12/23 (Tue) 09:46 | EDIT | REPLY |   

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