Humble Pie - Smokin'

4 Comments
 やっぱりクレム・クリムソンの栄光と言えば「スモーキン」だね。

スモーキン パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア

 ってなことをやっておかないと大英帝国ロック好きとしてはイカンな、と(笑)。いや、せっかくだから、って探して聴いてたら案の定最初の「Hot'N Nasty」のスティーヴ・マリオットの歌でやられた。凄まじいパワーの塊だな、この人の歌は。グイグイとグルーブするベースもさることながら、もちろんクレム・クリムソンのギターも見事にマリオットの嗜好とマッチしていて、ブルースに走りすぎず、味のあるソロになってる。そこへマリオットのこの声か…。「スモーキン」、名盤と呼ばれるハズです。

 最初から強烈な歌声とグルーブで引き込んでくれるんだけどこれは次の「The Fixer」でも続いてきて、このヘンの曲並べのセンスは良いね。「You're So Good For Me」でちょっとトーンダウンして聴かせるテンションになってるけど、続いてはお得意のブギにアレンジした「C'mon Everybody」。こいつがまた強力でさ、誰もが聴いたことのあるエディ・コクランの曲なんだけど、こんなアレンジと力強いバージョンの聴いたことはないんじゃないか?多分過去最強のカバーテイク。まったくスモール・フェイセスにしてもハンブル・パイにしてもツェッペリンにヒケを取らないバンドのパワーとポテンシャルを持っていたのにね、どこかど真ん中になれない要素があったのは残念。

 そしてヒット曲ともなった「30 Day In The Hole」では正に英国的ユーモアセンスに溢れるセッションから聴けて、もうマリオット節全開のキャッチーなメロディとサビが良いとしか云えないね。これぞ英国ロックバンドの姿、って感じで今聴いても全然古さを感じないかっこよさを持ってる。そしてもう一曲力強いカバーバージョン「Road Runner」。これも色々なバンドがカバーしている曲だけど、ここまでのテンポでカバーしたのも珍しいんじゃない?自信に溢れる後ノリだもん。フリーがやりそうなアレンジ(笑)。こういう自信のあり方も多分クレム・クリムソンのブルースフィーリングがあったから出来たワザか。「I Wonder」はもうどこかで聴いたことあるようなお決まりのブルースフレーズから始まって衝撃的なマリオットのソウルフルな叫びが炸裂する名曲名演。

 ハンブル・パイって最初期とピーター・フランプトン時代、クレム・クリムソン時代と分かれてくるからなかなか一言で言えないバンドになっちゃうし、どれから入って良いのかわかりにくいバンドでもあるけど、最初期は今じゃベスト盤的に手に入るし、ピーター・フランプトン時代ならば「パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア」を聴けば良いし、クレム・クリムソン時代なら「スモーキン」だね。そんでバンドの概要はわかるし、ハマれると思う。いいんだよ、この泥臭いサウンドの中にあるスマートなセンスがね。



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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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evergreen  

クレムソンのファンだからコメントしなくっちゃ、ぱーと2・・・笑
こんなかっこいいアルバムはほかにあんまり無いですよ・・・
とにかく黙って聴きましょう・・・すみません、コメントも手短に。

2008/12/20 (Sat) 22:06 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>エヴァ姉さん

ホントにねぇ、自分もこういうのが大好きなので全くオススメだもん。マリオットの声とクレムソンのギターでもう堪らんブルースロックの名盤♪

2008/12/23 (Tue) 09:34 | EDIT | REPLY |   
ひで  

これは名盤ですね。
ハンブル・パイを「百姓バンド」と言った評論家が居たけど、この泥臭い音はホント、そんなイメージです。
BLACK CROWESはこの音を再現しようとしたんでしょうね。

2008/12/26 (Fri) 15:29 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ひでさん

百姓バンド…泥臭いからかねぇ?まぁ、わからんでもないが(笑)。フォガットとかもそうなんだろうか??ブラック・クロウズってそういうバンドなんだ…。Zepのカバーしか知らない(笑)。

2008/12/26 (Fri) 23:17 | EDIT | REPLY |   

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